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〈釜山旅行〉思ったよりも面白い! 龍頭山に登る道 その2

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釜山の龍頭山に登るツアー、いよいよ龍頭山に登るのだが、実は前日の夜、この辺りを歩いていた。夜の見え方と昼の見え方が違って面白かった。まずは夜アルキ編から。

この夜アルキの出発はチャガルチ市場から。ここから私たちが泊まった東横イン釜山駅2号店に向かうのだが、第1の目標は釜山税関。そちらに向かう途中に龍頭山に登ったというわけ。

まずは南浦洞から龍頭山の脇を通って歩く。が、その途中で怪しげな階段を発見して、そちらの道にそれてみた。

最初に見つけた古い家。
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このトマソンのドアの隙間からは赤い光が漏れていた!何の光なんだろう?
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後ろに回ってみると、その下の切妻屋根の家とつながっているよう。灯りもついていなし、気になる。

さて、さらに階段を上がっていくと、古そうな旅館。
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と、階段を上るうちに龍頭山のタワーの下まで来た。日本統治時代にはここに神社があったと聞いたが、その名残はあるんだろうか?階段が残っていたりはしないんだろうか?
探していて見つけたのが、この古そうな門。今は使っていないようだ。
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そしてその近くには階段があって、龍頭山へ登っている。石は新しいものと古そうなものが混じっているけれど、これはもしや、神社の階段!?
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階段のすぐ脇からは、さきほどの古い門の中の敷地を上から眺められる。
が、何も建物はないし、木が生えているだけ。昔はどんな家があったんだろうなあ。

こうして回っているうちに、気になる建物を発見!
あの角のアールがいい!
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行ってみると、「漢城1918」という字が光っている。
1918年に建てられたということだろう。
建物の前にあったパネルを見ると、「漢城銀行釜山支店として建てられた」と。
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そして、設計は中村與資平とあった!
わー! 釜山まで来て、何の調査もなく、偶然に中村與資平の作品に出会うとは!
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中村與資平は、1908年に韓国に来て多くの建物を設計した。
ソウルでは天道教の中央教堂が有名で、朝鮮銀行(現在の韓国銀行)も辰野金吾の設計といわれているが、実は中村與資平が設計したものだという。

この「漢城1918」という看板からして何かの公共スペースとして使われているんだろう。
調べると、カフェとして一般開放されていることが分かった。

さて、この周りにも古い建物がちらほら。

この家のベランダ! 藤棚なんだろうか、装飾がとても美しい。
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この家も、壁の帯が面白い。
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そして入り口のアール!
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門柱の上の細工も凝っている。
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門の上には紋章のようなものが。
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どんな人が住んでいた家なんだろうか。

あまりにも興味深いものが多すぎて、歩きすぎて疲れてきた…。
それでも釜山税関は見なくては! 続く!

by matchino | 2018-12-16 20:52 | 釜山 | Comments(0)

〈釜山旅行〉思ったよりも面白い! 龍頭山に登る道 その1

釜山のストーリーツアー、今回もう一つ歩いたのは龍頭山の周辺を歩くコース。
龍頭山にはタワーがあって、昔から有名な観光地だが、実のところ、あんまり関心のなかった所。でも、歩いてみると、なかなか面白い場所だった。

歩く前に、まずは腹ごしらえから。南浦洞名物のネンチェチョッパルを食べる。
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チョッパルというと小エビの塩辛と味噌をつけてサンチュにくるんで食べるのが普通だけれど、ここのは酸っぱいソースにからめて食べる。
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カラシが鼻をツーンと刺激して、けっこうな辛さだが、酸味が豚肉の脂っこさを消して、いくらでも食べられる感じ。
大満足でいよいよ出発。

国際市場から龍頭山に向かう。いろんなものを売っているけれど、やっぱりグルメに目が行く。解説士が紹介してくれたパッチュク(小豆粥=韓国式おしるこ)の屋台があって、お腹いっぱいだったけれど、食べてみることに。
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「ネタとして」食べてはみたものの、思いのほかおいしい。日本のおしるこを思い出して涙が出るかと(ウソ)。多いかと思ったが、ぺろっと完食。

国際市場を見物しながら歩いていると、突然強い花の香りが漂ってきた。店で芳香剤でも吹いたのかと思ったとたん、店の隣に寺の入口が現れた。
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大覚寺。朝鮮時代末期の1877年に日本の浄土真宗の釜山別院として建てられたのが最初なんだという。
今は韓国の寺となったとはいえ、日本人が建てた寺が残っているなんて!
そしてその当時の痕跡が残っていて、それが大雄殿の基壇の隅に置かれた鐘なんだとか。
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よく見ると、明治や大正の年号が刻まれている! お金を寄付した日本人たちの名前も刻まれている。
これだけかと思ったら、他にも当時の名残が見つかった。

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これは地中に逆さに埋められた灯篭?
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これは狛犬?
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この灯篭も怪しい…。

それにしても、なんだか釜山って、日本に対して寛容な気がする。あるいは小さいことは気にしないのか?「ダイナミック釜山」というキャッチフレーズのように…?

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さて、先ほどの花の香りは、寺の前に植えられているモクセイの花だった。この香りのせいで、なんだか異世界にいるような気分。日韓渾然となった異世界か…?

ここから龍頭山への坂を上っていく。坂の脇にはこの付近の歴史を物語る写真。
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そして坂の途中で見えた気象庁の観測所。あれを見に行きたかった…!

というわけで、長くなったので続きは次回!

by matchino | 2018-12-09 21:48 | 釜山 | Comments(0)

〈釜山旅行〉漁港とアートの出会い「カンカンイの道」を歩く

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釜山の新しい魅力を伝えるツアー、今回回ったもう一つのストーリーツアーは、「影島の橋を渡ってカンカンイの道を歩く」コース。「カンカンイ」というのは、船を整備する時にサビを叩いて落とす作業のこと。サビを叩く「カンカン」という音から来ているという。船が並ぶ港の風景が好きなので、それだけでワクワクする。名前もとってもいい。

このコースはまず影島(ヨンド)の跳ね橋から始まる。1934年にかけられた橋は、韓国で最初の開閉型の橋で、開通した当時はもちろん、今でもたくさんの人たちが橋が上がる姿を見に訪れる観光名所だ。
この日は時間の都合で行かなかったので、年末に訪れた時の写真を。
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個人的にはこういう「ザ・観光地」的なところは好きじゃないのだけれど、実際に見てみると、巨大な橋が上下する姿は圧巻! 思わず興奮してしまった。橋のたもとにある古い倉庫(?)もいい感じ。
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影島に渡った影島警察署の前には、影島の歴史を伝える写真のコラージュが。
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いよいよ大通りからそれて、船がたくさん停泊する岸壁へ。
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うーん、やっぱりかっこいい…。
それにしても、こういう風景が観光地として受け入れられる時代になったということが感慨深いな。

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こういう船舶関係の資材が積まれている姿も絵になる。

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この写真をFBに上げた時、「梨かと思った」とか「ゆず」とか「かりん」とかいろんな見えるものがあって面白かった。

こんな町にアートの風を吹き込んでいるのが、「カンカンイ芸術村」のプロジェクト。街の風景にさりげなく作品を溶け込ませている。
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そのプロジェクトの案内所。さまざまな広報誌の配布やこの街を巡るツアーの受付などをしている。歩きでのツアーもあれば、船で巡るツアーもあるらしい。これは参加してみたい!

案内所の脇には「シンギハン船舶体験館」がある。使わなくなった漁船に実際に乗り込んで中を見学できるようにしたもの。船にはさまざまなアート作品が設置されていた。
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船から出るいろんな音を増幅する作品とか

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舵を回すとモニターの影島大橋が閉じたり開いたりする作品とか
観光客が気軽に楽しめる作品のなのがいい。

舟を出て、もう少し歩いてみる。
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平日は船を修理する小さな工場の音でにぎやかだというが、日曜日で静か。平日のにぎやかな港の姿も見てみたいな。でも、仕事をしている人たちの邪魔にならないように気をつけて!

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ここは釜山で初めてエンジンがついた木船を造った田中造船所があった場所なんだという。

面白いのは、いろんなところに作品が隠されていること。
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電柱にはこの港町を題材にしたコミックが描かれていた。釜山の方言を使いながら「この町で働きたい」宣言をする若者たちの姿が描かれていた。
いろいろな変化は加わっていながらも、港町の雰囲気は失わずに、さりげなく作品を溶け込ませているのがいいな。
また来て歩いてみたい町だぞ。
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by matchino | 2018-11-29 22:58 | 釜山 | Comments(0)

〈釜山旅行〉ヒンヨウルマウルで出会った絶景と古アパート

今年の年末年始に行ってきた釜山。まだ行き足りないところがたくさんあって、次はいつ行けるかとその日を心待ちにしていた。ところが思いがけず、釜山市からファムツアーのオファー!そしてなんと、釜山市が推している「ストーリーツアー」を中心に回るという。なんとすばらしい!
回ったところはいろいろだけれど、ストーリーツアーを中心に書いてみようかと。

ヒンヨウル文化マウル

釜山の入り江に浮かぶ島・影島(ヨンド)の海岸沿いの崖に形成された小さな村。
「ヒンヨウル」というのは「白い泡」なのか、「白い瀬」なのか、説明ではよく分からなかったが、蓬莱山(ポンネサン)から海に下る急流が白い雪のようだということで付けられた名前なんだとか。それだけ急な崖につくられた村ということなんだろう。

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朝鮮戦争の時に釜山に逃れてきた人たちが家を建てて住んだところとのこと。そのため、無秩序に家が重なるように建てられていて、その間に細い路地がくねくねと続いている。

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住みにくそうではあるけれど、そこから見える海の絶景はすばらしい!
最近ではこのオーシャンビューのために地価が上がっているとのこと。

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対岸の港町を景色もいいし、なんといっても湾に何隻もの船が停泊している姿がいい。

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屋根の上に乗ったタンクとか、軒下に干してあるヘチマとか、

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路地に立つ水道とか、何気ないものが風景になる町。


そして、思わず息を呑んだのがこれ!

瀛仙(ヨンソン)アパート。

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調べてみると、1969年に建てられたアパート。ソウルに商街アパートが多く建てられたのが1960年代後半から1970年代前半。その時は単独で建てられたものがほとんどであることを考えると、ここが団地型というのも興味深い。

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この間、ソウルの弘済洞でみつけた弘済アパートに似ているな。穴の空いたブロックが使われている部分はもともとベランダだったところだろう。
とても気になったので検索してみると、多くの部屋が空き家になっていて、写真を撮りに行っている人も多いらしい。階段室にも穴の空いたブロックが使われており、そこから漏れる光が美しい。
次はぜひ中に入ってみたいな…。再開発地域に入っているので、なくなってしまう前に…。


by matchino | 2018-11-25 19:55 | 釜山 | Comments(0)

〈秋の原州旅行〉田舎の神林駅に降り立つ

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秋になったら行きたいと思っていたところ、原州。
今年の春に訪ねたが、いろいろと行きそこねた所が多かったので、また来ないとと思っていたのだ。折しも原州駅を通る鉄道路線の変更に伴って、原州駅が廃駅になるということで、9月に入るや否や、行ってみることにした。
今回の訪問先は、龍召幕聖堂と韓紙テーマパーク。ついでに原州駅も行こうと思っていたので、鉄道で行くことに。思いがけず、龍召幕聖堂が鉄道の駅に近いところにあることが分かったので、まずは鉄道で神林駅へ向かった。

清凉駅でチケットを買って、江陵行きのムグンファ号に乗り込んだ。神林駅に停車するのは一日4本のみ。レアな場所に行く感じが興奮を高める。

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座席は狭めの一般席だったが、ほかの車両に行ってみると、食堂車らしい車両があって、がらがら! 窓の方を向いた席もあって、客席よりはるかにいい。最初からこっちに来ててもよかったな…。

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1時間40分で神林駅に到着した。
神林駅は、簡易駅ではないものの、田舎の何にもない駅で、ホームもとても簡素なもの。

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ゆるーい踏切だけがある線路を渡って小さな駅舎へ出る。踏切がカンカン鳴り出す前は、線路で遊んでいても何も怒られたりはしなかった。

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駅の前には、蔦に覆われた倉庫。

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そして近くには古びた商店。店の前に唐辛子を干していて、なんとものどか。
自販機と公衆電話はいつごろから使っていないんだろうか。

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駅の周辺には、山と川と田んぼ、そして樹木の畑。「木が必要な方はご連絡を」という看板。これは初めて見た!

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さて、駅から歩いて龍召幕聖堂へ向かう。続きは次回に!

by matchino | 2018-09-16 23:11 | 江原道 | Comments(0)

〈康津旅行〉康津湾生態公園と「サマータイム」

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さらさら、くえっくえっ、ちゅんちゅん…。
廉津旅行で訪れた葦原は、騒がしく、そして静かだった。

若い同行者たちはきゃっきゃっとそれ以上に騒がしいので、ここに住むものたちの声を聴きに走った。
葦原の間を通る遊歩道を数百メートル走って、彼らの声に耳を傾けた。





見えたのはカニやムツゴロウ、そして遠くに飛ぶサギくらいだったけれど、もっとたくさんの生き物がいるんだろう。

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あ、向こうで魚が跳ねた!
サマータイムだな…w



最近聴いた他のバージョンのサマータイムもよかったけれど、それは魚が跳ねてるか分からないので、私の愛するカエターノのサマータイムを。

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川の脇に建てられた建物の屋根もいい感じに光る。

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鳥を象ったような橋には天国に向かうような展望台。

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by matchino | 2018-07-20 22:16 | 全羅南道 | Comments(0)

釜山旅行02 168階段

旧・百済病院から少し登ったところに168階段があるが、百済病院からの道がちょっと分かりづらい。冊子を見ながら「こっちかな?」と迷っていると、「この道を上がればいいよ」と後ろから来たおばあさん。その言葉にまったく迷いがなく、私がどこに行きたいのか分かっているようだ。その訳はすぐに分かった。168階段に向かう道沿いには釜山に関連した歴史的人物などに関する案内板が並んでおり、観光客らしい人たちがたくさん来ていた。人気の観光地だったわけだ。

いよいよ階段の下までやってきた。6階建のビルに相当するという高さはそうとうなものだった。けっこうたくさんの人が階段を上っているけれど、最近、階段の脇にモノレールがつくられて、楽に登れるようになっている。

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子供たちはモノレールに乗りたがるかと思ったら、迷わず階段を登り始めた。これは意外!私も子供達の後を追いかけた。

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階段のところどころにカフェや展望台がある。展望台の一つは普通の家の屋上で、物干し台があったりする。

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やっとのことで登り切ると、展望台があった。釜山の街を見渡せる見晴らしのいいところだった。

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で、この階段、何か歴史的なエピソードがあるのかと思ったが、あんまりなさそうだ。住民に案内をしてもらったらいろんな話が聞けるかもしれないけど。

ところで、子供たちは階段がそうとう面白かったらしい。次の日に行った宝水洞の本屋通りにあった高い階段を見るなり競争を始めた。こういう時は兄弟が多いって楽しいんだろうな。

by matchino | 2018-01-07 17:56 | 釜山 | Comments(0)

〈堤川の建築巡り 3〉清風文化財団地

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堤川で訪問したメインは清風文化財団地。忠州ダムの建設によって湖に沈む運命となった文化財を移築した公園だ。
今回の旅は経費削減のためにできるだけ公共交通機関を使おうと思っていた。
それで、バスで行く方法を調べたけれど、ネイバーのマップにはバスの時間に関する情報がなかった。
いろいろと悩んだ末に、堤川市の観光案内コールセンターに電話してみることに。
すると、どこに停留所があって、何時に来るのかまで詳しく教えてくれた。
やっぱり韓国の地方を訪ねるには観光案内に訊くのが一番だな。

堤川のバスターミナルから近い停留所で路線バスに乗る。田舎のバスだから乗客は多くないだろうと高をくくっていたら、たくさんの人がすでに乗っていた。ほとんどがおじいちゃんおばあちゃんで、若い人たちも何人か。どこに行くんだろうか。
バスは街中を抜け、山の中に入っていく。間もなく湖が見えてきた。忠州湖だ。
湖のほどりにはリゾートや清風ランドというアミューズメント施設もあって、若い人たちは皆そのあたりで降りた。
地図アプリでは1時間以上かかると出ていたけれど、40分くらいで到着。

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清風文化財団地で娘を撮る!


それにしても、暑い。
暑さのためか、観光客もちらほら。
着いたのが1時半くらいで、帰りのバスの時間をチェックすると、4時25分。3時間かあ。この炎天下の中をここで3時間つぶさないといけないのか!

とりあえず、公園内に入ると、韓屋が何軒か建っていた。
別に有名な人の家というわけでもない、ただの古い家。

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これは農機具の一つなんだが、ガマガエルみたいで面白いので撮ってきた。

たいへんなところに来てしまったと思ったが、ここで一つの楽しみを発見。娘を撮ればいいのだ。
この日はおばあちゃんに買ってもらった帽子をかぶってきて、ちょっとおめかし。
韓屋の縁側に座る娘の姿がすごく絵になる!(←親バカ)

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もう少し歩いて、暑さでくらくらし始めた頃、「寒碧楼」という大きな建物が現れた。

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靴を脱いで上がれるということで、さっそく上がりこんで板の間に座り込んだ。
いやあ、こんなに涼しいとは思わなかった。
けっこう涼しい風は吹いてくるし、湖は見える。最高だ!

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写真を撮ろうすると逃げ回る娘。

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しばらく涼んで辺りを見渡すと東屋の乗った「望月城山」という小さな峰が見えた。とりあえず全部見ないでは帰れないと、登ってみることに。休憩所もあるということで、エアコンのきいた所で休めるかとほのかな期待をかけてみた。
しかし、休憩所に行ってみると、店の主人がポンチャクをかけ始めた。まあ、ここ自体がアジョシアジュマコンテンツなんだろう。
さらに休憩所も室内でなくて、外にパラソルとイスが並んでいるだけ。まったく涼めない。そこで買ったアイスと生ぬるいシッケも各3000ウォンとバカ高。ほとんど「休憩」できずに退散した。

「望月城山」の頂上は涼しいか!


さあ、いよいよ望月城山に登る。この暑い中を。
それでも途中に咲いているサルスベリの花が気分を紛らせてくれる。

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やっとのことで頂上に到着。

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これまで登ってきた道のりを撮る。

涼しい東屋で休もうと思ったが、ここは靴を脱いで上がるようになっておらず、立っているしかない。頂上といってもまったく涼しくない!
まあ、眺めはいいのでパノラマ写真を撮って降りることにした。

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ちなみにこの望遠鏡は無料。といっても望遠鏡で見るようなものはあまりなかった。

さきほどの寒碧楼まで降りてきたら4時前。なんだかんだいってけっこう時間がつぶせたな。
バスの停留所で待ちながら、観光案内板を見ると、清風文化財団地の秋の写真があった。紅葉ですごく美しい。ここは秋に来るべきところだったんだ! 売店のおばちゃんも「秋になると観光バスでいっぱいだよ」と。まあ…人が少ないときにゆっくりできたということで…。
バスが時間通り来るかとひやひやしていたが、1分遅れで到着。よかったー。

ということで、今回の堤川旅行は終了。次はあるかどうか分からないけれど、見逃した近代建築もあるので、秋に来るかな。
あ、最後に一つ。堤川バスターミナルの向かいにあったスンデククの店は激マズだったので注意すべし!

by matchino | 2017-08-10 20:40 | 忠清北道 | Comments(0)

ソウル駅春の散策 その2

「ソウル駅春の散策」の続き。
スタンプラリーが終わってもう一度、塩川(ヨムチョン)橋に戻って出発した。
今回のガイドは、「ソウル散策」という社団法人の方。建築を専攻して、町づくりの事業をしているらしい。

今回のコースは、塩川橋の靴屋通り − 薬峴聖堂 − 孫基禎体育公園 – 国立劇場
まず、塩川橋のたもとにある手製靴通りについて話してくれた。ここに手製靴の店ができたのは、日本統治時代のこと。ソウル駅の裏に物流倉庫があって、そこから流れてきた皮の端切れでここに靴市場ができたのが始まりだという。けれど、ネットで調べてみると、米軍のブーツを修繕することから始まったとか。何が本当なんだ…?
ソウルの手製靴通りとして有名な聖水洞は、ここが狭くなって移った人たちがつくった町だとのこと。全盛期にはここに地方から観光バスで商人たちがやってきて、靴を買っていったという。
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そして、実際に靴屋に入って話を聞いてみた。一階は店で、地下には工房があるということで見せてくださった。もう何十年も使っているだろうミシンがいい感じ。ミシンは日本製か?
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次に訪ねたのは薬峴(ヤッキョン)聖堂。明堂聖堂よりも早く建てられた、ソウルで最初の西洋式教会建築だったが、1992年、放火により全焼。現在のものは、以前のそのままに再現されたもの。でも、「昔のもののほうがもっと美しかった」と語る人が多いという。って、どういうこと⁉︎
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この辺りは坂が多い。ベビーカーを押してだとたいへん…。
聖堂から少し降りて、また登ったところにあるのが孫基禎(ソン・キジョン)体育公園。1936年、ベルリンオリンピックでマラソンで金メダルをとったけれど、日本統治時代だったために日本の選手として記録が残っている孫基禎選手を記念してつくられた公園。孫基禎記念館としてレンガ造りの建物が残っており、これは孫基禎選手が通った学校の建物だったという。
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この建物の脇には大きな木が植わっているが、孫選手がオリンピックで月桂冠の代わりに受けたオークの苗を植えて大樹となったもの。
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孫基禎体育公園から丘を下り、昔は西武駅と呼ばれたソウル駅の裏側の方にやってくる。このあたりもけっこう古い家屋が残っていて、ソウル駅の表側とは大きく違いがある。再開発がなされていないのは、この辺りにキムサ(国軍機務司令部)の輸送隊があり、この周辺の建物の高さ制限がされていたためだという。キムサ輸送隊は情報を収集・分析する役割をしたために外から監視ができないようにしたと説明してくれたけれど、輸送隊が情報を管轄ってどういうと?まあ、キムサ自体が泣く子も黙る恐ろしい機関だということなので、キムサだけでも充分か?
1981年から30年間、キムサとして使われていたが、移転してからは国立劇場として使われている。キムサで使っていた建物をそのまま残して赤く塗っている。中も見学してもいいということだったが、公演中ということで入れず。
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私が気になったのは、ここが日本統治時代にどんな場所だったのかということ。訊いてみると、工場が集まった地域だったとのこと。

最後にもう一ヶ所、ケミスーパーを訪ねる予定だったけれど、スーパーの主人が手製靴通りのイベントに遊びに行ってしまったということで訪問できなかった。事前に連絡しておいたのに忘れていたようだ。なんかこういうゆるさがいい。
というわけで、約1時間の散策は終了。なかなか楽しかったし、また来てみたい所がたくさんあった。
「いつもは散策プログラムを有料でやってるんですけどねー」というガイドさん。これから本格的に散策プログラムを始めるということなので期待してみよう。


by matchino | 2016-05-03 22:38 | ソウル | Comments(0)

ソウル駅春の散策 その1

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ソウル駅の上空をかすめる高架道路が、道路としての役割を終えて歩行者のための公園として生まれ変わる。
2017年にはヴィニー・マースという造園建築家のリニューアル案に従って、樹木公園になるそうだ。
今、その工事中でそれに関連した様々なイベントが行われているが、「ソウル駅春の散策」というイベントが行われるということで参加してきた。

今回のイベントの舞台は、ソウル駅から近い塩川橋(ヨムチョンギョ)という橋のたもとにある手製靴通り(韓国では「手製靴」というが、日本語では何だろう?オーダーメイドの靴屋?普通に靴屋通りといったらいいか?)。

ソウル駅を出て、文化駅ソウル284(旧ソウル駅舎)の前を通ってしばらく行くと、線路の上を渡る橋がある。これが塩川橋。橋を渡りきった辺りには古い建物が並んでいた。これが手製靴通りの建物群だった。
橋の歩道はけっこう広くてイベントをするにはもってこい。テントを張るスペースはなくても机とパラソルを置いて案内所にしていた。
橋を渡ったところには手製靴通り。靴が店頭にずらりと並び、ショーウィンドウがある昔ながらの靴屋が並んでいていい味を出している。
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申し込んだ街歩きが始まるまでに時間があったので、スタンプラリーに参加してみた。
スタンプラリー、その場所に行きさえすればいいのかと思ったら、各チェックポイントでミッションが与えられた。
まず最初のチェックポイントは手製靴通りの前。与えられたミッションは、どこでもいいので店に入ってサイズを測ってもらうこと。
ここで驚いたのが、店のおじさんが親切に測ってくれたこと。今まで参加した町おこしイベントでは住民がそんなに協力的でなかったりしたけれど、ここはまったく違った。このイベントが町おこしに貢献しているという意識があるんだろう。
実際、今回来ていた人たちは、オーダーメイドで靴を作ることに関心を持っていた。知り合いの一人は靴を作ってきたという。クッションがよくて自分の足に合った靴が6万ウォンだったらいい買い物なんじゃないだろうか。
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さて、次のチェックポイントでは、空き地になっているところの塀にソウル駅周辺の昔の写真が掛けられていた。その写真の感想を書いて壁に貼るのがミッション。軽くクリアw
最後のチェックポイントでのミッションはミニテスト。塩川橋周辺の歴史に関する6問の問題に答えた。私は5問正解!
というわけで、ミッションコンプリート!

ミッション完了の報酬は、「ソウル散策」特製ダイアリー。後からじっくり見てみると、このダイアリー、なかなかいい。シンプルなデザインで、月に一つずつ、ソウルの街歩きによい地域のイラストマップがついている。あんまり実用的な地図ではないけれど、アイデアはいいな、と。
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今回のイベントのミッション、地域に関連して、参加者に地域のことを覚えさせる面白いミッションが多かったな。

スタンプラリーを大急ぎで終えて、いよいよ街歩きに出発。
長くなったので、続きは次回に!

by matchino | 2016-04-30 19:53 | ソウル | Comments(0)