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龍山の新ランドマーク、アモーレパシフィック新社屋

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どこかで見た形だなあと思っていた。
龍山駅の前にできたアモーレパシフィックの新本社ビル。
で、何に似ていると思ったのかは後で。

去年の秋に三角地でマチノアルキをした時、丘の上にある教会から龍山駅方面を眺めた時に、白いルーバーが全体を覆う新しい建物を見つけた。それがアモーレパシフィックの本社ビルだった。遠くから見ただけでもそのかっこよさに惹かれたが、近代建築も見るべきものが多いのに、わざわざ見に行くつもりはなかったのだ。
ところが、かっこいい建築映像を撮る「キリンクリム」のキム・ジョンシンさんが誘ってくれて、そのビルで行われている建築展を見に行くことに。

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新龍山駅の2番出口から出ようとすると、地下からアモーレパシフィックのビルへ通路がつながっていた。
中に入ると、カフェやレストランが立ち並んでいる!ただの社屋かと思ったら、こんなにオープンな空間だったとは!

エスカレーターで1階へ。
3階まで吹き抜けの広いロビー。

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天井を見上げると、格子状になった窓から空が見える。そしてその窓がゆらゆらと。

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後で聞いたところによると、この上の中央に浅い池があるんだとか。ゆらゆら効果を出すために人意的に波を水面を揺らしているかもしれないな。

正面ゲート(といっても大通りに面しているというだけで、四方のゲートが同格かもしれないけれど)のすぐ隣に、アモーレパシフィックの建築展が行われている。

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デビッド・チッパーフィールドの設計によるこの本社ビルと、龍仁にある工場、烏山にある研究所のビルに関する展示で、それぞれの建築の写真や映像、建築家に対するインタビューなどで構成されている。その映像の全てを担当したのがキリンクリムだということ。あいかわらず建築と造景のよさを引き立てる映像はすばらしい。
展示は年末まで行われるということだったので、建築も合わせて一見の価値あり。

建築に関する展示はここだけだけれど、こことは別に美術館があるという。
なんでもサムソン美術館Leeumを超える美術館となる予定だという。
って、どんな作品が見られるんだろう。
ちらっと調べてみたら、入場料12000ウォン…。
むむむ…高いな…まあ、最近はこのくらいだけど。

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その他にも劇場があったり、いろいろな文化系のイベントが行われるらしい。この龍山の一等地にこれだけの空間を一般市民のための空間として提供するというのはさすがだな。
動線やピクトグラムによる独特な現在位置表示など、いろいろと気を遣っているところは多いというが、社員にとっては不便なところが多いとかいう話もあった。

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会社側としてもこの本社ビルを自慢したいらしく、建築ツアーも行われているらしいが、招待された知人の話によると一般人を対象にしたツアーは行われていないとのこと。残念。いつかやってくれることを期待しよう。

とりあえず入れる3階まで簡単に回ってみて思ったのは、動画で撮ったらかっこよさそうだなあということ。
次は動画に挑戦してみるかな。

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そうそう、冒頭に話した「何かに似ている」ということだけれど、「あ、これだな」と思ったのが、スターウォーズに出てくる「デス・スター」。
幾何学的な造形といい、巨大なスケール感といい、真ん中のくぼみといい、まさに「四角くなったデス・スター」。
…と思ったのだが、どうだろう…。んなことない…?

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夜もきれい…。

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by matchino | 2018-07-03 23:13 | 建築 | Comments(0)

感激の訪問! 駐韓アメリカ大使官邸


実のところ、それほど訪ねる価値があるとは思っていなかった。
駐韓アメリカ大使官邸の話だ。
でも、行って本当によかった。こんな貴重な機会が与えられるなんて!

アメリカ大使官邸があるのは、朝鮮時代末期に西欧諸国の公使館や領事館が多く建てられた地域である貞洞。
1882年に米韓修好条約が締結された後に公使館が設置された場所で、大使館は移転したが、大使官邸としてこの場所を使っている。
普段は高い塀に遮られ、警備員が常駐しているため、門の写真さえ撮ることができない場所だが、その鉄の門が開いた!

名簿のチェックをした後、どうしたらいいのかなとうろうろしていると、向こうから体格のよいアメリカ人が歩いてきた。なんとマーク・ナッパー代理大使!自ら案内してくださるなんて!
英語ができないのでどぎまぎしていると、流暢な日本語で挨拶。日本語も韓国語もベラベラなのだとか。とてもフレンドリーで、一気に好感がわいた。

門から入ってすぐのところにある旧・公使館の韓屋の脇を抜けて、その裏にある大使官邸のメインの建物であるハビブハウスへ。
韓屋様式ではありながら、相当な規模に驚いた。天井が高いだけでなく、奥行きもけっこうあって、家というよりは宮の建物のような印象を受けた。

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ハビブハウスが建てられたのは1974年のこと。それまでは、かつてこの土地を所有していた閔氏の家門の韓屋を何度も修理、改修して使っていたが、これ以上は修理が難しい状況になったため、建て直したのだ。
朝鮮時代末期、韓国に最初に建てられた西欧諸国の公使館や領事館は、アメリカ以外の国は西洋式の公館を建てたが、アメリカだけは韓屋をそのまま使ったのだ。そして、大使官邸を建て直すとき、当時のハビブ大使はアメリカ国務省の反対を押して韓屋スタイルの大使官邸を建てた。当時はハビブハウスという名称ではなかったが、後にグレッグ大使の働きかけによって「ハビブハウス」と呼ばれるようになったという。

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官邸の前の芝生広場で記念撮影をした後、いよいよハビブハウスの中へ。
ハビブハウスの平面はロの字型になっており、手前はレセプションホール、奥は大使の居住空間となっている。

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まず、レセプションホールの気持ちのよい空間。正面中央の煙突にはレンガでつくった装飾がある。これは「寧」の字で、もとの大使官邸の壁にあったものをそのまま復元したものだという。そういう昔のものを大事にする姿勢がいいな。
それにしても広い空間だ。建築に関する解説をしていただこうと呼んだ大学講師の先生によると、コンクリートで建てているために、中間に柱もなくこの広さが可能だというのだ。

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「韓屋の最高の職人の技術とアメリカの最新の建築技術が出会った建築」とハビブハウスについての話を聞いていたが、構造的には最新の建築技術、そして意匠的には韓屋を再現したということなのだろう。

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SNSに大使官邸の写真を上げると、ある韓国の建築家は、ハビブハウスを訪問したときに大きなインスピレーションを受けたというコメントを残してくれた。

その内容は、
  1. 韓屋は、手を伸ばせば両方の壁に届くような人間的なスケールの建築である必要はない。
  2. 韓屋の形式の中に現代の内容を入れることができる。
  3. 重要なのは韓屋の価値であって、韓屋それ自体ではない。
  4. 韓国人が韓屋をどう扱っていくべきか悩んでいる間にアメリカ人に先を越された。T T
とのことだった。

確かに、この官邸は「韓屋の表層だけを真似た」建築ではない。これはまさに韓屋であり、韓屋の美しさを感じる建物だ。
本当に美しく、ここちよい空間だった。

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韓国戦争の最中、北の軍にソウルが占領された後、仁川上陸作戦によってソウルを奪還したが、その時にアメリカ公使館を取り戻したときの記念すべき写真。

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大統領のためのベッドルーム。


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貴賓のためのベッドルーム。広くはないが、ベッドといい、部屋を囲む窓といい、ここで一晩でいいから泊まってみたいという素晴らしい空間。


もう一つ、もともと公使館の建物として使われ、現在は迎賓館として使われている韓屋を見学した。
こちらは19世紀に建てられたもので、これまで何度も改築をしてきたものだ。やはりアメリカ人の生活には不便なものだったわけだ。それでも天井の高さなどはそのまま維持されている。

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私たちがあちらこちらの部屋を見ているうちに、建築の先生は木材を一つひとつ見ていた。
「2004年に大々的な解体・修復作業を行ったと聞いたので、昔の木材がないかと見ていたんですが、ぜんぶ新しいものですね」と先生。
もともとの形式そのままに新しく建て直したというわけだ。

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その他にも、昔の写真と比較してみると、部屋自体を拡張していたり、縁側のような外に面した空間にガラス窓をつけて内部空間にしたり、軒を支える柱がなくなっていたりと、これまで行われた改修の内容が分かって面白い。そして、昔は柱を支えていた基台の石が残っているのも確認できた。

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私たちに与えられた時間は1時間。訪ねる前は「1時間も持つだろうか」と思ったが、あまりの心地よさに、官邸から出るのが惜しいほどだった。
何よりも、招待してくださった代理大使と、この訪問を実現してくださった皆さんに感謝したい。


おまけ
一緒に訪問した方たちが、それぞれのメディアに書いた訪問記




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by matchino | 2018-07-01 20:40 | 建築 | Comments(0)

クラフトビールがうまい清涼里市場の「相生場」

私には珍しくグルメ系の記事。
外食する機会があまりないし、飲む機会もほとんどないから仕方がないのだ。
でも、今回みつけたところは、お店の雰囲気もいいし、ビールもうまい!
さて、行ってみたのは、清凉里青果市場の中にある「相生場(サンセンジャン)」。
クラフトビールの店なのかと思っていたら、「フードコート」と紹介されていた。

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ここを知ったのは昨年のこと。
清凉里の市場といえば、私にとっては旧正月や秋夕の準備のためにうちの妻とおばあちゃんが買い物に行く時に荷物持ちとして行くところだ。市場を見物するのはそれなりに面白いけれど、私にとってもっと関心があるのは建物。ある日、青果市場のレンガ造りでちょっと古そうな建物をみつけた。1972年に建てられたらしい。
そしてある日、その建物を眺めていると、屋上に電球がぶらさがっているのが見えた。
屋上でパーティーでもやるんだろうか。この建物の屋上で!
わくわくしながら検索してみると、「相生場」という店になっていることが分かった。
この古い建物で飲めるなんて。これはイカネバ。

でも、なかなか機会が訪れない中で、清凉里でマチノアルキを開催することになったのだ。
そうなると、打ち上げの食事はここでやるしかない!
そうしてついにここで飲むこととなった。わーい!

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賑やかな市場の、店と店の間にあるドアを入って2階に上がると、なかなかおしゃれな空間が広がっていた。
市場の倉庫として使われていた空間なんだろう。
いい雰囲気に参加者の皆さんも大喜び!

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この日は「ちょっと事情があって(店員談)」、半分くらいの料理ができず、カクテルもないとのこと。
フライドチキンと、ソーセージとサラダの盛り合わせをつまみに、それぞれがクラフトビールを注文した。
料理はまあ普通だけれど、クラフトビールはうまかった。
私が飲んだのは「ミノリ・セッション」というビールで、一口ひとくち味わうたびに幸せ感がこみ上げる。
「ミノリ」? 「実り」かな?と思ったけれど、調べてみると、美老里(ミノリ)という江原道は江陵の村の名前らしい。「ポドゥナム・ブリュワリー」というところでつくっていて、美老里産の米を40%使っているのがウリなんだとか。
「ポドゥナム」の店は江陵のうまい店として人気らしいが、ソウルでこの「ポドゥナム」のビールが飲めるところはまだ少ないようだ。いいとこみつけた!

この他にもビールだけでもけっこうたくさんのメニューがあった。ちゃんと料理が出てくる時にまた行きたいな。
ルーフトップは工事中ということだったので、そちらも期待しよう。

なかなかよかったので、うちの会社の同僚(30代前半/韓国女性)に話してみると、「ああ、そのビールはインスタで大人気ですよね」と。「知らなかったんですか?」的にいわれてプチショック。オヂサン、シラナカッタヨ…。


*** 追記 ***

この店で飲めるウマウマのクラフトビールについては、コリアンフードコラムニストの八田靖史さんと日韓酒文化研究会室長の堀田ナホさんが、江陵のボドゥナム・ブリュワリーを訪問した動画が最近公開された。


行ってみたい…。ビールもいいし、醸造所が気になる…。

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by matchino | 2018-05-28 21:39 | 街歩き | Comments(0)

藤の花が香る幸せな空間、牛耳洞・天道教彰義修道院

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ソウルの慶運洞に天道教の中央大教堂があるが、牛耳洞にも天道教の教育機関である「鳳凰閣」があるという。中村輿資平が設計した中央大教堂に似た様式の西洋建築があるということで、連休の最終日に行ってみることにした。
去年、尹克栄家屋を訪ねた時に乗った牛耳新設線の終点の北漢山牛耳で降りて、10分ほど歩いた所にあった。道詵寺(トソンサ)や北漢山に行く人たちで賑わう道をしばらく歩くと、天道教の第3代教主である孫秉煕氏の墓地の標識があり、まもなく鳳凰閣の看板が現れた。門柱には「天道教彰義修道院」とある。

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門を通ると木々の間に煉瓦造りの建物が見えた。

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これが慶運洞の中央大教堂の隣から移築したという建物。大教堂と同じく1921年に中村輿資平の設計によって建てられた。大教堂と比べるとおとなしいが、二つの建物が調和していたことを思わせる。

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様式は「ウイーン分離派」といわれる「ゼツェッション」。といっても、ゼツェッションの特徴というのはよく分からない。でも、「ムジゲトク建築」で知られる建築家のファン・ドゥジン氏によるとゼツェッションというのはこれといった様式的な特徴は少ないとのこと。以前の社会や理念からの「分離」という思想がより先立っていたということなんだろうか。
ここで天道教や、彼らが主導したという東学農民運動、3・1独立運動などについての説明を聞けるということだったけれど、残念ながら門は閉まっていた。側面のドアから中をのぞくと教室のような空間があった。右側には、韓国のこどもの日を提唱したことで知られる方定煥(パン・ジョンファン)氏の肖像画がかかっていた。方定煥氏は天道教が運営する普成専門学校の出身で天道教少年会をつくり、巡回講演を行ったという。

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建物の裏の方へ回っていくと、一段高い基壇があってマダン(前庭)があり、韓屋が建っていた。これがここの中心の建物である「鳳凰閣」。青い字で書かれた扁額の字はとても自由な印象を受ける。

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板の間には集会の様子が描かれた絵と、第3代教主である孫秉煕氏の写真。後から調べてみると、この集会は3・1独立運動の33人の民族代表の姿なんだという。独立宣言をした3月1日に先立って、ここ鳳凰閣で2月28日に事前集会を行ったという。そんなに意味がある場所だったとは…。

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そして、なんといってもこの庭が気持ちのよい空間だった。周りにはツツジや牡丹などが植えられていて、一角には藤の棚がつくられている。ちょうど藤の花が満開を少し過ぎた頃で、地面いっぱいに藤の花が落ちている。そして藤の花の香りが辺りに満ちているのだ。藤の花がこんなに香るなんて!

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私たちの家族の他には管理しているおばさんくらいしかいない。静かで美しく、和やかな、そして幸せな空間。こんなところが知られていないのはもったいない。いや、知られない方がいいかもしれない。

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さきほど案内板があったが、近くに孫秉煕氏の墓地があるということで探してみると、敷地の傍に、外に出る小さな門があって、山の上へと遊歩道が続いている。墓地に続く道っぽかったので登ってみると、やはりそうだった。

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立派なお墓だと思って後ろを振り返って、思わず「おお」という声が出た。ここで祭祀を行うんだろうか、小高い丘の麓まできれいに芝生が敷かれていて、向こうの山までよく見渡せる。いい墓だなあ。

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お墓の前で手を合わせると、どこからか白い犬がやってきて周りをうろついていた。ここを守っているのかな? お墓の上にはタンポポの綿毛が揺れ、ちょうちょが飛んで、とってものどか。

この後、どうせここまで来たのだからと、道詵寺まで登ってみたけれど、個人的には天道教の修道院のほうがよかったな。韓国の近代史に興味がある人はおすすめ。

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by matchino | 2018-05-18 21:46 | 建築 | Comments(0)

慶煕大建築巡り2 音楽大学・学生会館ほか

慶煕大の建築巡りのつづき。
文科大学の他にも興味深い建物はたくさんあった。

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まずは音楽大学とその隣の学生会館の建物。

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王冠の形をした音楽大学! 「クラウン館」と名付けられている。ある人はミルククラウンみたいだと表現していた。

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それでも王冠の形だけではなく、ひさしの形や花のガクを思わせる造形など、興味深い部分がたくさん。弧を描く窓も格子状になっていて私の好み。裏に回ると円形の冷却塔。兄弟みたいだ。

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その隣の学生会館も王冠に負けず劣らず不思議な造形だ。上に行くほど細くなるように見えながらも、そう見えるのは角の突起によるもののようだ。屋上にメッシュを思わせる装飾があったり、全体的に彫刻的な雰囲気を感じさせる。

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正門から向かって左側に少し上がると出てくる建物も不思議な形。

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国際教育院というから、語学堂なんかがあるんだろうか。
ここで韓国語を勉強してもよかったかな?w


あと、不思議だったのがネオルネサンス館と名付けられた建物。
何がネオルネサンスなのかはよく分からない。

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で、正面から見るとあんまり特徴を感じないけれど、
裏に回ってみると、グラウンドの観客席(?)との調和がなんか寂れた東欧の町を思わせる感じ。(行ったこととはないケドw)

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ついでに焼却炉の煙突らしいのが立っていて、それもいい感じ。

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それにしても、この大学、登山道のような散策路があって、とても気持ちがよい。
桜の木が多いようだったので、もう少し早く来ていればすばらしい眺めだっただろう。
来年また来よう。

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by matchino | 2018-05-02 21:24 | 建築 | Comments(0)

慶煕大建築巡り1 文科大学

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ある日、知り合いの建築科の先生がツイッターに上げた慶煕大の建物の一枚に目が止まった。慶煕大の文科大学の建物だったが、それが建国大の人文学館にとても似ていたのだ。
以前にも紹介したこの人文学館は、後から金煕春の設計であることが分かった。それで、この慶煕大の建物も金煕春によるものなのかが気になったが、知り合いの建築の専門家も知らないとのこと。
それで、何か手がかりでも見つかるのではないかと、慶煕大を訪ねてみることにした。

妻に話すと、慶煕大は何度もいったことがあるという。見応えのある建築がたくさんあって、昔から建築を見に行く人が多いのだという。実際に訪ねてみると、古典主義、ゴシック、バロックなど、何でも揃う建築見本市的な大学だった。

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規模もそうとうなもので、確かに圧倒される。カメラを持った中国人や東南アジアの人がたくさん来ていた。ウェディング写真の撮影やコスプレの撮影に来ている人もいた。

それらの建築を見ながら、目的の文科大学を探す。その建物は正門から入って右のほうへ行ったところ、週末で人もまばらだった。
前に立って正面から眺めてみる。

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あれ? 建国大の校舎とけっこう違う…。

入り口部分を強調した直方体の塊に縦長の窓、キャノピーを支えるV寺型の柱など、大きな構造は似ているけど、細かいディテールは少しずつ違う。まあ、同じ建築家だといってもまったく同じものを建てたりはしないよな。

気になったのは内部。入り口には鍵が掛かっていて入れなかったけれど、窓から覗くと、だいぶ改装された模様。建てられた当時はどんな感じだったのかも分からない。右側にある三角形の窓が気になった。

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建国大の人文学館のロビーのような吹き抜けの空間はなくて、ちょっとつまらない印象。
それでも、建物の両サイドのデザインの違いは興味深い。向かって右側は単純に四角の窓が並んでいるだけだけれど、左側は中央の部分が少し突出していて、その突出部を支えるようにV字型の柱が二つ設置されている。四角い窓が全面にはめ込まれたこの突出部はテラスのような空間なんだろうか。気になる。

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定礎石も見つからず、結局何の手がかりも掴めなかったけれど、直接見れただけでもよかったかな。

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そして、この他にも興味深い建物がたくさん見つかった。つづく。

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by matchino | 2018-04-22 16:33 | 建築 | Comments(0)

童謡「半月」の作者、尹克栄の家を訪ねる

ソウル市から毎日送られてくるニュースレターがある。その中で一つ気になった記事があった。尹克栄(ユン・クギョン)氏が晩年を過ごした家屋が記念館になっていると。「日本式家屋」ということで興味を持ったのだが、有名な童謡作家ということで調べてみると、代表曲は「半月」、「ソルラル」、「魚獲り」など。
「あれ、半月ってどんな歌だっけ?」と思ったが、「ぷ〜るんは〜ぬるう〜な〜す〜」だ。うちの子供たちがよく歌っている、韓国で最も有名な童謡の一つだ。
「ソルラル」も「か〜っちかっち〜そるら〜るん」のおなじみの歌。題名を錯覚している人が多いな。

さて、去年新しく開通した地下鉄「牛耳新設線」に乗って「419民主墓地」駅へ。そこから歩いて10分ほど。

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切妻屋根が真ん中で少しずれた形になっている平屋の家屋で、外壁は石が貼られている。1960年代に建てられた日本式家屋だという説明。玄関があって、廊下で各部屋に通じるという構造が日本家屋の様式ということだった。

玄関を入ると、奥から「オソオセヨ(いらっしゃいませ)」という声がして、案内の女性が出てきた。自由に観覧してもいいけれど、案内をしてくれるというので、お願いした。
2〜3言会話しただけで、私が日本人だということが分かってしまった。(発音がまだまだだな…)記念館として開館してから3年間で訪ねた日本人は私で3組目だという。日本からわざわざ訪ねてきた老夫婦が初めだったと話してくれた。

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尹克栄さんが生まれたのは鍾路区だったが、今その家はなく、その後、韓国戦争の時に釜山に避難して戻ってきてからは、この水踰洞に住んだという。何度か家を転々とした後、この家を買って住み、ここで亡くなった。
その後も息子さんが住んでいたが、2013年にソウル市が買い取って記念館として使用している。

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作曲家として多くの童謡を残したが、「半月」や「ソルラル」などの作品は作詞と作曲の両方をしているんだという。

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「ソルラル」の額。これは尹氏が最初につくった童謡で、韓国で最初の創作童謡。それまでは「童謡」といわれる歌はなかったが、「ソルラル」から童謡というジャンルが始まった。

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「半月」の額。尹氏はこのように童謡を絵とともに額にして、多く残していたという。

尹氏は若い時から音楽の才能を認められ、日本人の先生の勧めによって東京に留学した。しかし、関東大震災の時に「井戸に毒を入れた」などの根も葉もない疑いがかけられて多くの韓国人が殺された時、尹氏も命からがら韓国に逃げ帰ったという。
帰国して1年後、もう一つの悲しみが彼を訪れた。早くに嫁いだ彼の姉が亡くなったというのだ。悲しみにくれていたある日、空を見上げると昼間の白い半月が空に浮かんでいた。彼はそれを見て、大海に浮かぶ小舟のようだと思い、姉を亡くした悲しみと亡国の民の悲しみを込めた歌をつくった。


「半月」

青空わたる  小舟には
桂木とウサギ ひとりずつ
帆柱も立てず 竿もなく
よくも行けるよ 西の国へ

天の川越えて 雲の国へ
雲の国過ぎたら どこへ行く
遠くでキラキラ 照らしてる
明星の灯台だ 舵をとれ

日本語の歌詞はこちらから

悲しみを歌いながらもそれだけで終わりたくないと、最後に希望を託した歌詞を付け加えたという。

とても落ち着く家で、胸にじいんと来る話が聞けたいい日だった。

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by matchino | 2018-01-29 21:43 | 建築 | Comments(0)

阿峴洞の正教会聖堂で思いがけないクリスマス

クリスマス、どこに遊びに行こうかと考えたけれど、いいところが見つからなくて、次のマチノアルキのコースとして考えている忠正路に下見に行くことに。クリスマスに一人で路地歩きか…と思ったけれど、意外にもクリスマスらしいアルキになった。

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コースは次のアルキの時のお楽しみということで、写真だけ。

そして阿峴洞まで来たので、以前「オープンハウス・ソウル」の時に訪ねた正教会の聖堂に行くことに。

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正教会というとピンと来ないけれど、ロシア正教会とかギリシャ正教会という名前なら聞いたことがある。それで、ここはロシア正教会なのかと思ったが、実は正教会の前に付く国名はその国のものなので、韓国では大韓正教会というらしい。
そして、外から見た立場では「キリスト教の一派」ということだが、初代教会の伝統を正しく受け継いでいる教会ということらしい。
そのためか、ロシアの教会にありそうなイコンが聖堂の内部を覆っている。調度品もとても装飾的で古風なものばかり。これだけでも、まだ見ぬ異国の地に来たような雰囲気で、感動した。

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前回にとてもいい印象だったので、再訪は嬉しかった。
聖堂に着いたのは9時過ぎ。入れるかどうか心配したが、正面の扉が開いていた。
入るやいなや、お香で少し曇った室内の空気の向こうに豪華な祭壇とイコンがたたずんでいた。礼拝の最中なのか、信徒の方たちが座っており、祭壇では儀式が行われていた。

ぼうっと見ていると、すぐに案内の女性がやってきて、「初めて来た方ですよね?」と、2冊の本を渡しながら前の方の席に案内してくれた。そこに座っていたおじいさんを指して「この方についてしてください」と言われ、「ちらっと見て帰ります」とも言えないままに席に座った。見物に来たなんて失礼だと思ったので、とりあえず最後まで礼拝を受けていくことにした。
おじいさんに「どのくらいかかりますか?」と訊くと、「1時間」と。まあ、それくらいならいいか…。

礼拝は、非常に儀式的な印象。
荘厳な雰囲気の聖堂によく合っている。祭壇で儀式を行う聖職者たちも、後ろのコーラスの人たちも、決められた文句を節をつけて唱え、信徒たちが全員で唱える「我らを憐れみたまえ」などの言葉も節をつける。それらの言葉の全てが韓国語に訳されているのも興味深い。基本的には韓国語で進められ、ロシア人の信徒たちのためにときどきロシア語が入る。儀式を執り行う一番上の人らしい方はロシア人のようだ。ちなみに、信徒席に座っているロシア人の女性たちは皆スカーフを被っており、皆びっくりするほど美しかった。

礼拝の様子を写真に撮りたかったけれど、失礼かと思って遠慮した。
後から探してみると、Youtubeに礼拝の動画があったので、リンク。



教会のイコンも、お香の香りも、儀式のための衣装も、聖句を唱える声も、窓から差し込む光も、全てが神々しく感じる時間はとてもよかったが、問題はなかなか終わらなかったこと。まだ1時間経っていないのだろうか。そのうちお腹が痛くなってきた。途中で立つのも失礼だしと思いつつ、そろそろ限界だという頃に時計を取り出してみると、すでに2時間が経とうとしている!数分前に入ってきた人もいるし、すぐに終わりそうな感じではなく、おじいさんに断って出てきた。
ふう、なんとか逃れられた…。

それにしても、おじいさんはなぜ1時間と言ったんだろうか。時間がかかるといったら帰ると思ったのだろうか。もしかしたら、いつもどのくらいの時間がかかっているか気にしたことがなかったのかもしれない。どちらにしろ、「1時間」という言葉があったから座っていられたので、よかったなと。


でも、この後、家に帰ると、知り合いから電話がかかってきた。
「今、阿峴の正教会聖堂にいるんだけど、来る?」と。
なにいいい!

その知り合いは、9時から行くつもりが12時過ぎに礼拝が終わってから行って、昼食をごちそうになっているという。
もう少しあそこで我慢していたら、間もなく終わっていたかもしれないのに...。
まあ、次にまた行ってみるかな。

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by matchino | 2017-12-28 20:35 | 建築 | Comments(0)

傷心の奨忠洞 その2 105チョコレート+コーヒー

大好きな洋館が消えてしまった傷心を抱えながら京東教会のほうに戻っていく。
教会の裏手には文化住宅がいくつか残っており、その一つがカフェになっているという話を聞いてやってきたのだ。

けっこう経っていそうな石垣に囲まれた家。1956年に建てられたらしい。韓国戦争の終戦間もない頃か。
広い門の上には「105 Chocolate + Coffee」と店の名前が出ている。

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門のすぐ前は駐車場で、すでに2台の車が入っていた。
その左手には広い庭!

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テーブルがたくさん置いてあって、春や秋には外でくつろぐのもいいかもしれない。
そしてその向こうには大きな石造りの家!切妻がいくつか組み合わさった屋根で、お金持ちが住んでいました、という雰囲気。

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玄関の前の階段も時代を感じさせる。

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玄関に入るとすぐに注文するコーナー。娘用にはオレンジエード、私には「105コーヒー」3000ウォン。チョコレートの専門店でおいしいらしい。上の子たちを連れてくるほうがよかったな。(ついてこないケド)

さて、コーヒーより重要なのが、2階の部屋。住宅として使っていたものを家具などもそのまま使っているといううわさを聞いていたのだ。
人がいて写真を撮れなかったけれど、階段を上ると大きな円形の窓があって、板張りの部屋。ここが門の正面にくる場所だな。ベランダの手すりが重厚なデザイン。

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その隣には二つの部屋。一つの部屋は古めかしいソファのセット。元から使っていたものをそのまま使っているのだろうか。座り心地は悪そうだけど、レトロ感たっぷりでいい。犬のぬいぐるみも古そう。

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もう一つの部屋には楽な椅子が置いてあり、居心地がよくて眠くなるほど。窓の外には隣の文化住宅が見えていい感じ。

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なんだけど、窓際の席はおばさま三人組が陣取っていて、仕方なく壁側でくつろいだ。

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ちょっとくつろぎすぎじゃね?


娘が東大門を見にいこうというので、外に出た。さっきは暑かったけれど、夕方になって少し涼しくなっていたので、庭でブランコに乗る。いろんな木が植えられており、リンゴの木もあって、小さな実をつけていた。

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娘の相手をしていてコーヒーもまともに味わえなかったけれど、コーヒーもケーキもおいしいということだったので、今度はゆっくり行ってこよう。一緒に行きたい人、募集!

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by matchino | 2017-08-14 22:05 | 建築 | Comments(0)

傷心の奨忠洞 その1

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知り合いの先生が奨忠洞を歩いているのに刺激されて、娘を連れて奨忠洞へ。
一昨年、京東教会とウェルカムシティなどを見に来てから気に入って何回か訪ねていたところだった。
マチノアルキのプレイベントでも歩き、マチノアルキの次回の場所としても考えていたので、その下見も兼ねた踏査だった。

東大門歴史文化公園駅から奨忠洞に向かって歩く。
まずは京東教会。夏だから蔦に覆われていると思ったら蔦がすっかり払われていた。

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補修も兼ねてのことだろうか。蔦が根を下ろしていた花壇には新しい蔦の若葉が育っていた。

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奨忠壇の前の十字路まで出て、太極堂の前を右に折れる。そのすぐ裏は、ドーマーが三つ並んだ古い洋館があった場所だ。数ヶ月前に解体されてしまい、とても残念だった。

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これが2年前の姿


その洋館がなくなったことで、その裏にある2階建文化住宅がよく見える。ここには4軒の文化住宅があって、少しずつ形は違うものの、似たような要素を持った家だ。

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空き家のようにみえるが、夕方に訪れた時に路地には灯りが灯っており、一つの家屋の窓から灯りがもれていたので、少なくとも1軒は今も住んでいるのだと思っていた。しかし、実はパラダイスホテルの所有となっているということで、倉庫として使われているのかもしれない。


ここからさらに道に沿って登っていくと、もう一つの謎の洋館がある。庭付きのけっこう大きな家で、外観だけでも普通の家でないことを感じさせる家だ。

いや、「だった」のだ。

今回、とてもショックだったのが、この家が消えていたこと。ウェルカムシティを過ぎると路地から、石垣の上にあの家の姿が見えたのに、今日訪ねてみると、石垣の上には白い仮の塀が立てられ、その上には青い空が見えたのだ。思わず目を疑った。
正面に回ってみると、やはりそこにあの家屋の姿はなかった。敷地に入る門の方へと回ってみると、門柱の一番下の段だけが残されており、後は消え失せてしまっていた。

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敷地全体に雑草が茂っているのをみると、解体してから数ヶ月は経っているのではないだろうか。もしかしたら、先ほどの洋館と共に解体されたのかもしれない。

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これが2年前の姿。すでにフェンスはあった。


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2年前の姿。サンルームとかアーチの窓がいい。


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2年前の姿。緩やかにカーブする屋根。


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レンガ造りの塀もなくなっていた。


放心状態になりながら、知り合いの先生が上げていたカフェに向かう。これがよくって私の傷心をわずかながら癒してくれた。そのカフェについては更新を待て!

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by matchino | 2017-08-13 18:12 | 建築 | Comments(0)