父の時代・私の時代 〜わがエディトリアル・デザイン史〜

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『父の時代・私の時代 〜わがエディトリアル・デザイン史〜』(堀内誠一・著)を読んだ。
『anan』、『BRUTUS』などの雑誌をつくりあげ、雑誌のADから広告、絵本まで、多岐にわたる活動をした堀内誠一氏の自叙伝だ。
戦前からパリで絵本の仕事をするまで、様々な体験をしながら生きてきた「天才デザイナー」の人生が本当に興味深かった。
さらに広告やデザインに関する持論は、日本のヴィジュアル・デザインを築いてきた開拓者としての深い洞察を感じられ、ただ流行や自分の感覚ばかりに傾く自分のデザインについて考えさせられた。

展覧会のデザインや雑誌、絵本という、私が関心の深い分野で仕事をしてきたその内容も面白かったが、何よりもよかったのが、堀内氏の育った環境についての話。
グラフィック・デザイナー(当時は図案家と呼ばれた)だった父親の職場に遊びに行き、すばらしいデザインに囲まれて過ごした夢のような経験は、私にとって本当にうらやましく、その事務所に今でも遊びに行きたいと思うほどだった。

また、ヨーロッパ旅行記の一部も転載されており、堀内氏の上手な文体も相まって、そちらの本も読みたくなった。

デザイン関連書籍が少しずつ増えてきたソウル駅前のブックオフで買ったが、いい本に出会えたと思う。
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# by matchino | 2008-11-17 21:10 | Comments(3)

新しい感覚の家族写真を撮る「Venture」

10月にソウル・デザイン・オリンピアードに行ってきて、気になった展示がある。
企業の展示がある中で、すごくセンスのいい写真がかかったブースだった。
Ventureという写真館のものだった。
パンフレットだけもらってきたが、後でみてみるとなかなかおもしろそうだ。

http://www.thisisventure.co.kr/

イギリスの会社で、海外進出はソウルが2番目だという。
従来の紋切り型の家族写真ではなく、独特のセンスで新感覚の家族写真を撮るというものだ。
その家族とのミーティングをして仲良くなり、撮影の時は跳んだりはねたり、ボールやギターなど、様々な小道具を動員して、躍動感あふれる写真を撮ってくれる。
そして、その家族だけの感動的な試写会を持ち、その中で気に入った一枚を額に入れる、というもの。
通りがけに記憶にある価格は36万ウォンだったか。
そして、1時間の撮影と7×5サイズの写真1枚の体験パックは75000ウォンだという。
高いといえば高いけれど、試しにやってみる価値はあるかなあ、と。

誰かに頼んで撮ってもらうことも考えたけれど、センスと技術と場所が必要!
ハードルがいくつもあるのだ。
誰か、うちの家族で腕試しをしてみません?
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# by matchino | 2008-11-14 23:25 | Comments(1)

第5回ソウル国際メディアアート・ビエンナーレ

久しぶりにソウル市立美術館に行ってきた。
徳寿宮の脇の石塀の道も葉が散り始めていて、なかなかいい雰囲気。
美術館では11/5まで、第5回ソウル国際メディアアート・ビエンナーレの展示がされていた。
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今回のテーマは「TURN AND WIDEN(転換と拡張)」。
世界から、なかなかおもしろいメディアート作品がたくさん寄せられていた。

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こういうかっこいいオブジェとか。

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こういうインスタレーション。

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これは、カーテンにたくさんの蝶が映されており、赤いボールでカーテンを触ると、それに蝶が寄ってくるというインスタレーション。

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『ネイキッド・ランチ』を思い出させるようなタイプライター。
キーを打つと、文字が虫になって、紙の上を走り回る。

ほかにも気に入った作品、驚いた作品がたくさんあった。
無料なのもあり、インタラクティブなおもしろい作品ということもあってか、たくさんの人が来ていた。

ソウル市立美術館
http://seoulmoa.seoul.go.kr/main.html
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# by matchino | 2008-11-13 20:06 | Comments(6)