アシアナ航空の機内誌に、国立中央博物館での展示が紹介されていた。
ウズベキスタンの古代文化展、最初は気にかけなかったが、展示物の写真の一つが気になった。彩色された彫刻の青色が心を引いたのだ。 どうせ無料だからと、見に行って来た。 で、目当ての「青」は一つしかなかった。 ラピスラズリを使った顔料の青だという。やっぱりあの深〜い青は石か。 自分の本当に好きな色って青なのかももしれない、と思った。 あと、何の絵画なのかは分からないが、独特な色使いが気に入った。 それともう一つ、彫刻が美しかった。日本や韓国の寺でよく見る仏像とは違い、ほりの深い顔立ちだ。仏教美術が始まったのがガンダーラなのだから、仏像の元祖は彫りの深い顔立ちなのだろうけれど、ちょっと意外な感じがする。 いつも美術館ばっかり行っているけど、たまには博物館もいいなあ。 #
by matchino
| 2010-09-19 09:56
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去年の12月以来、久しぶりに帰国。っていっても故郷には帰れず、出張で東京へ。
ビッグサイトの展示に取引先の人たちを案内しに来た。 でも、明日には帰ってしまうとんぼがえりなーのだー。 で、初めてゆりかもめってやつに乗った。 東京って、やっぱりいいなあ。なにがいいって、心をくすぐる巨大建築がたくさんある。 釜山の大きな橋を渡ったときにも、こういう感動はなかったし。 ところで、今回、思ったこと。 1番目、日本人って、やっぱり南方系の色が濃いなあ、と。 2番目、日本には巴があり、韓国には太極がある。互いに似てるけど、日本ではあんまり太極は使わないし、韓国では巴は使わない。不思議だ。 #
by matchino
| 2010-09-16 23:28
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COEXで行われた韓国国際アートフェア。前回のホテルアートフェアよりも多くの気に入ったアーティストが見つかった。
一人は、ときの忘れ物というギャラリーで紹介されていたTSUYUという作家。折り紙で蝶を折り、それを標本のようにしている。たくさんの蝶を糸で吊るしている作品があり、作家は異様さを表現したそうだが、私には美しく見えた。この標本のような作品、既視感を感じていたが、サイトを見て分かった。ジョセフ・コーネルだ。彼の作品に似ていると思ったのかもしれない。 この作家は、父親が韓国人で母親が日本人とのこと。その点にも親近感がわいた。 もう一人の作家は、YUKARI ART CONTEMPORARYというギャラリーで紹介されていた、ごみを集めてオブジェを作っている作家だった。名前をみてみると、「淀川テクニック」と。おお、淀川テクニックといえば、数年前に『デジスタ』で紹介されていたあのユニットか⁉ ギャラリーの人にきいてみると、そうだという。あれから4年、いろいろなところで注目され、海外でも創作活動をしているという。 ギャラリーの人も、「異国の地でこんな話ができるとは思っていなかった」と喜んでいたが、私も昔の友達に久しぶりに会ったようで嬉しかった。 もう一人(組)の作家は、インドの作家Thukral & Tagra。森美術館と韓国の国立現代美術館で行われたインド現代美術展でも紹介されていた作家だ。作品とともに作品集が展示されていたが、これくらいは買ってもいいかなあと思う。作品自体は買えないけど。 そして、今回のチケットを下さった小山登美夫ギャラリーのブースにもおじゃました。私のことを覚えていてくださっていた。前回、新羅ホテルでのアートフェアで出していた山本桂輔の作品は、木彫、絵画ともに韓国のコレクターに売れたとのこと。もしかしたら国内で再会できるかもしれない。 簡単に見ただけでも2〜3時間かかるくらいの広さの展示だった。この広い会場に、日曜日とはいえ、たくさんの人が来ていた。最近の美術に対する関心の高さを物語っている。これに伴って、質のいい展示がたくさん行われるようになったらいいけれど! #
by matchino
| 2010-09-14 22:53
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新羅ホテルで行われた、アジアトップギャラリーホテルアートフェアを見に行ってきた。
去年は、日本のギャラリーであるeitoeikoさんの紹介で行ってきたため、eitoeikoさんの所で話を聞いたりして楽しかったが、今年は知り合いもいなくてつまらなく終わってしまうかと思っていた。 作品も、それほど心に残るような作品がなかったし。 しかし、1回見終わってから、何かいいものがあったような気がして、もう一度回ってみた。 すると、あったあった。これだ。小山登美夫ギャラリーにあった天使のような木彫の作品。これが気になっていたんだ。 作家の名前を聞いてみると、山本桂輔という30歳くらいの若手の作家だそうだ。検索してみると絵画と彫刻と両方つくっているようだけれど、彫刻の方がいいなあ。 で、そのギャラリーの方と少し話ができた。韓国在住だといったら、この後9月9日からCOEXで行われる韓国国際アートフェアにも出展するということで、招待券をいただいた。 やはりこれが面白いのだ。美術館では作品と向き合い、ギャラリーでは作品を介して人とつながる。作品を買ったりしないので、あまり相手にしてもらえず、話もしにくいのだけれど。 今回のようなアートフェア、けっこう行われているようなので、こまめにチェックしておかなくては。 #
by matchino
| 2010-08-29 21:44
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北村建築ツアー、次の見学地は、韓国最初の西洋画家であり、最初の日本留学生だった高羲東氏の家屋。
日本の住宅と韓国の伝統的な家屋である韓屋、両方の良い面を合わせた家だったという。備えつけの収納空間があり(多分、押入れのことだ)、窓は大きなガラス窓で、中庭には池があったという。この家の隣の建物を建てる時に、ロの字型の家の3面が壊されてしまい、その影は見ることができないが、ある会社が買い取って再建中だという。 韓国の近代史について語る時は、日本帝国主義時代の傷跡に触れることが多い。しかし、このような形で日本との良い面での接点が見られるのは嬉しいことだ。 再建された姿を早く見たいものだ。 北村建築ツアーの最初は、昌徳宮の塀に沿って歩いた。そして次に、この塀の中から水が流れ出している所を案内してくれた。 ソウルの真ん中にこんなに涼しげな小川があるのかと驚くほどだった。塀から出たらすぐに地下に入ってしまうが、水際まで降りられるようになっている。 数十年前は生活用水として使われていたのだろう。飲むのはやめた方がいいと言われたが、洗濯やお風呂くらいだったら充分に使えるようなきれいな水だった。 #
by matchino
| 2010-08-28 13:16
| ソウル
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