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江原道産業遺産巡り その7「旧・北坪駅社宅」

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韓国の随所に日本統治時代に建てられた官舎がある。
ソウルには朝鮮総督府の官舎もあったりするが、
地方の主要駅の近くには鉄道局の官舎が残っていることが多い。
江原道の三陟や東海には鉄道に従事した人たちの住宅があるが、
これらは三陟鉄道株式会社のものであるため、
官舎ではなく社宅である。
韓国には私鉄がほとんどないため、
鉄道官舎はよく見られても、鉄道社宅は珍しい。

江原道の産業遺産ツアー、三陟を後にし、東海へ。
三陟線と嶺東線が交わる東海駅、昔の北坪駅から近い松亭洞には
三陟鉄道株式会社の職員のための社宅が残っている。
今では「官舎村」と呼ばれているが、
解放後に三陟鉄道が米軍政によって没収され、
官舎として使われたため。
もちろん、その後に払い下げられて一般の人が住んでいるが。

車で官舎村の付近に来ると、
路地の向こうに古い社宅らしい家が見えた。
あ、あれだ!

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車を停めて官舎村を歩いてみた。
切妻屋根の、2世帯がつながった社宅は、
他のところで見た官舎の姿に似ている。

最初に見た家屋は、屋根や壁が昔のそのままを残しているようだった。
出窓の雰囲気が日本家屋を思い出させ、懐かしさを感じた。
おばあちゃんの家に遊びに来たような感覚だ。

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他の家も、基本的な家の構造は保っているようだが、
屋根や壁が新しく補修してあり、
増築しているらしい家が多かった。
補修されているということは現在も使われているということ。
長く残ってほしいなと思う。

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官舎村の他にも北坪の市内を回って気になったものを。

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こんな愛らしい建築が残っている田舎はいいなあ。



by matchino | 2019-10-07 22:10 | 江原道 | Comments(0)
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