今年の年末年始に行ってきた釜山。まだ行き足りないところがたくさんあって、次はいつ行けるかとその日を心待ちにしていた。ところが思いがけず、釜山市からファムツアーのオファー!そしてなんと、釜山市が推している「ストーリーツアー」を中心に回るという。なんとすばらしい! 回ったところはいろいろだけれど、ストーリーツアーを中心に書いてみようかと。 ヒンヨウル文化マウル 釜山の入り江に浮かぶ島・影島(ヨンド)の海岸沿いの崖に形成された小さな村。 「ヒンヨウル」というのは「白い泡」なのか、「白い瀬」なのか、説明ではよく分からなかったが、蓬莱山(ポンネサン)から海に下る急流が白い雪のようだということで付けられた名前なんだとか。それだけ急な崖につくられた村ということなんだろう。 朝鮮戦争の時に釜山に逃れてきた人たちが家を建てて住んだところとのこと。そのため、無秩序に家が重なるように建てられていて、その間に細い路地がくねくねと続いている。 住みにくそうではあるけれど、そこから見える海の絶景はすばらしい! 最近ではこのオーシャンビューのために地価が上がっているとのこと。 対岸の港町を景色もいいし、なんといっても湾に何隻もの船が停泊している姿がいい。 屋根の上に乗ったタンクとか、軒下に干してあるヘチマとか、 路地に立つ水道とか、何気ないものが風景になる町。 そして、思わず息を呑んだのがこれ! 瀛仙(ヨンソン)アパート。調べてみると、1969年に建てられたアパート。ソウルに商街アパートが多く建てられたのが1960年代後半から1970年代前半。その時は単独で建てられたものがほとんどであることを考えると、ここが団地型というのも興味深い。 この間、ソウルの弘済洞でみつけた弘済アパートに似ているな。穴の空いたブロックが使われている部分はもともとベランダだったところだろう。 とても気になったので検索してみると、多くの部屋が空き家になっていて、写真を撮りに行っている人も多いらしい。階段室にも穴の空いたブロックが使われており、そこから漏れる光が美しい。 次はぜひ中に入ってみたいな…。再開発地域に入っているので、なくなってしまう前に…。
by matchino
| 2018-11-25 19:55
| 釜山
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