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〈秋の原州旅行〉龍召幕聖堂

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原州の龍召幕聖堂は、中央線・神林駅から歩いて10分ほどのところにあった。
車がビュンビュンと通り過ぎる田舎の国道を右に折れ、田舎道を少し歩くと、聖堂の尖塔が見えた。ガイドブックで見た印象の通り、そうとう細長い尖塔らしい。

聖堂に向かう道にはところどころに紫陽花のような白い花が咲いていた。もう少し前に来たらもっと美しい姿を見られたかもしれない。

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花を撮っていると、すぐ隣で妻の嬉しそうな声が聞こえた。「こんな早く見つかるなんて!」。四つ葉のクローバーを探していたらしい。妻が四つ葉のクローバーを見つける時は、四つ葉のクローバーがにっこりと微笑みかけてくるのが見えるんだという。

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カトリックの聖堂が好きで、巡礼でもするかのように訪ねているけれど、その精誠が実ったのだろうか? 別にカトリックの信者ではないけれど。

聖堂の前に立っている大きな木を回って正面の階段から見上げる。

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鐘楼と三廊式の身廊、そしてその奥に祭壇がある典型的なカトリックの聖堂だが、やはり鐘楼が細長い。設計者がどんな人なのか気になる。

この教会が創設されたのは1898年のこと。1866年に起きた興宣大院君によるカトリック教徒の虐殺事件「丙寅迫害」を逃れた信徒たちによって建てられた。最初は韓屋で礼拝を行なっていたが、1915年に現在のレンガ造りの聖堂が建てられた。

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ここに聖堂を建てる時にも不思議なエピソードが伝わっている。白い髭を生やした白髪の老人が現れて、「ここは30年後に鉄馬が通ることになるから場所を移しなさい」と助言し、その助言に従って最初に計画した場所から離れた現在の場所に聖堂を建てたという。
そして30年後、その老人の予言通り、元に計画していた場所は鉄道が通ることになった。信徒たちはその不思議な老人が聖ヨセフではないかといっているとのこと。
それにしても、なぜ聖ヨセフなんだろう? 大工だったということで、教会の守護神的な位置なのかな?

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聖堂の周りには大きな木が何本もあり、とても気持ちがいい空間になっている。時間がなくて長居はできなかったが、しばらくここで遊んでいてもいい感じ。

聖堂の左側に回ると、さまざまな施設がありり、階段の上にはいい感じのレンガ造りの建物。司祭館と修道院の建物らしく、階段の途中に「上がらないでください」とあった。建物を見たかったけれど、礼儀は守らないとね。

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もう一つ気になったのが、聖堂の後ろに見える鐘塔。

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こういう鉄塔の上に鐘だけある粗末な鐘塔が好きなので、近くまで行ってみた。
聖堂の後ろに伸びる田舎道をたどっていくと、道の脇に聖書に関するイラストが描かれていた。白いラインで描かれた線画がかわいいし、はげた感じがまたいい。

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鐘塔へ登る横道を登ると、なんと、先程の司祭館。写真を一枚だけ撮って静かにその場を後にした。

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残念だったのは、日曜日の礼拝中で中に入れなかったこと。それでも入り口から見た祭壇のステンドグラスは遠目に見ても美しかった。

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さて、神林駅周辺で許された時間は2時間。原州行きの電車に乗らないと、いつ来るのかもわからないバスで1時間半かけて原州市内まで出ないといけないので、このあたりでは唯一の食堂で簡単に昼食を済ませてから神林駅へ。次は原州駅。

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by matchino | 2018-09-26 06:47 | 建築 | Comments(0)
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