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〈康津旅行〉切妻屋根の極楽宝殿が美しい無為寺

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康津旅行、街歩きの次に書きたいことといえば、無為寺。
寺誌によると、西暦617年に創建され、それから何度も寺の名前が変わった末に現在の「無為寺」になったのだという。
617年は新羅の眞平王39年と寺誌には書かれているというが、ここはその時代には百済の地。なぜ新羅の年号が書いてあっただろう?

さて、無為寺は「国宝13号がある」という情報だけで訪問した。
時間も限られている中、国宝13号を探してみた。

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一柱門、四天王門を通過して、普済閣の下をくぐる。

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他の門は普通にくぐるけれど、普済閣の下は階段を登りながらくぐる形になっていて、ここを通り抜けながらだんだんと見えてくる正面の殿閣と、通り抜けた途端に開ける視野が、感動的な視覚的な装置となっている。

そうして目の前に現れたのは、相当古そうな極楽宝殿。

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韓国の多くの寺が丹青を何度も塗り直してきれいになっていたりするけれど、ここは丹青がはげるままにしてあり、古さをひときわ感じさせる。

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ひと目でこれが国宝ではないかと感じさせたが、解説士に確認すると、これが国宝13号の極楽宝殿だということだった。
切妻屋根なので、以前訪ねた修徳寺と同じ高麗時代のものかと思ったら、朝鮮時代の世宗の時に建てられたものだという。
以前読んだ韓屋に関する本には、切妻屋根が最も古い屋根のタイプだとあったので、時代が関係するのだと思ったのだ。
でも、写真をFBに上げたところ、知り合いのおじいさんが「百済風の屋根」だというコメントをくださった。なるほど、百済なのか。時代的には朝鮮時代だけれど、もと百済の土地だったため、その伝統が残っていたのかもしれないな。

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中を簡単に見てから、極楽宝殿の脇に回ってみた。

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壁土の色なんだろうか、鮮やかな黄色!

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そして、壁に露出している柱や栱包が美しい。八作屋根(入母屋)だったらあり得ない光景に、しばらく見とれた。

国宝のほかにも宝物があって、隣の展示館にあるということだったけれど、時間がなくて見られず。
後でこれを書いていて分かったのが、韓国で文化財に関する本といったらこれ、という本「私の文化遺産踏査記」で最初に紹介されたのが康津で、ここ無為寺も紹介されているらしい。ここの部分だけでも読んできたらよかったな。

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by matchino | 2018-07-18 22:19 | 建築 | Comments(0)
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