韓国の総選挙で休日になり、ソウル市立美術館に行ってきた。
今回の展示は、2年に一度開かれているSeMA若手作家展。 今回は「12の部屋のための12のイベント」という題名で開かれた。 その名のとおり、12の展示室を12人の作家が担当して作品を展示した。 気に入ったのはキム・ギラという作家の作品。様々な宗教の像や絵画のコラージュ、作家によるスケッチなどでで構成されたインスタレーションだ。 入り口には「GOD 4GIVES U BUT I DO NOT」という文章が光っている。 宗教に過剰に依存することに対する警告なのだろうか。 それよりは、そのオブジェやコラージュの古美術的な美しさが気に入った。 また、気になったのは未完成であるという但し書きがあるキネティック作品。 10m四方くらいの所に黒いビニールが張られ、その真ん中辺りにオブジェが動いていて、サーチライトがその上を行ったり来たりしている。但し書きには、「消防法により、霧を発生させることはできなかったが、見る人は霧が立ちこめる様子を想像して欲しい」とある。横に台があって、双眼鏡がある。覗いてみると、真ん中のオブジェは船で、この作品自体、その船が嵐の中を航海している場面だった。 確かに霧が立ち込めていてサーチライトで照らされている姿を双眼鏡で見たら雰囲気は出るだろうなあ。一度その完成した姿を見てみたい。
by matchino
| 2012-04-12 22:37
| 展覧会
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