ソウル市立美術館の南ソウル分館がある。今まで行ったことはなかったが、「マンガのキャラクター、美術と出会う」という展示をしているということで、娘を連れて行って来た。
地下鉄4号線の舎堂駅を降りてすぐの所にあった。こぢんまりとした建物だが趣のある洋館で、芝生の庭にはいくつもの彫刻が置かれていた。 展示作品は、題名のとおり、マンガのキャラクターなどをモチーフにした作品たち。楽しくかわいいイメージに似つかわしくない「大人向け」なメッセージが込められていたりする。 ポップアートに分類されるんだろうけれど、思ったのは、現代の都市生活を営む人にとって、ポップカルチャーはある意味、生活のすべてになっている。それを知らずに無批判的に生きていくっていうことは、何なんだろうか。 それを善悪などの価値観で決めることはできないが、それを取り出して違う方法で作品として見せるという行為は興味深い。 大衆になじみ深いモチーフを用いた作品を集めることで、現代美術に対する理解を高めようという主催者側の意図があったというが、このようなメッセージが届くだろうか。何より、現代美術に接することの楽しさを感じさせることはできるだろうか。 まあ、少なくともうちの娘が面白がっていたところをみると、成功したのかもしれない。
by matchino
| 2011-08-22 23:01
| 展覧会
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