国立現代美術館で行われた展覧会、『Made In Popland』を見てきた。
韓国、日本、中国のポップカルチャーに関するアーティストをを集めた展覧会で、国立現代美術館はインドの現代美術展以来だが、その時に劣らない面白い展覧会だった。 韓国の作家で知っている人はイ・ブルくらいだが、日本の作家は、村上隆や奈良美智をはじめ、森村泰昌、小谷元彦、ヤノベケンジ、などの有名どころが選ばれており、興味深かった。 キュレーターの一人が作品の説明をしてくれたが、分かりにくい概念を分かりやすくまとめて話してくれるのは、さすがだなーと思う。 でも、村上隆のスーパーフラットの話で、浮世絵の話がでてきたりするけど、韓国人の間での浮世絵に対する理解って、どんなものなんだろうなあ。 それにしても、昔はあんまり作品の説明なんかなくってよく分からないで見てたのに、最近はドーセントツアーをしているところが多くなってありがたい。そう思うと、現代美術って、知的、美的内容も含めた最高に面白いエンターテイメントなのになーと思う。 今回は今まで見てみたかった作品が見られた。小谷元彦の『ロンパース』と、奈良美智の『A to Z』。あと、ヤノベケンジの作品も見られたし。 今回、気に入ったのは中国のWang Maiという作家。廃品を使った彫刻作品だった。 笑えたのが、チョン・ヨンドゥという韓国の作家の『タイムカプセル』という作品。3000ウォンを払うと、中に入って未来への旅行ができるとか何とか。で、終わって出てきたら小さなプレゼントがもらえるという。 子供たちと一緒に入ってみると、私たちが座る椅子の前に、人形劇の舞台のようなものがあり、半開きになっている。アナウンスが流れ、10年後の姿を見せてくれるという。舞台の中に青く小さなライトが点いて、「ライトに目を集中させてください」という。何かと思っていると、「1、2、3、チーズ」といってフラッシュがたかれた。それで終わり。カプセルから出ると、雪が積もった公園の中に立つ私たちの写真が出てきた…。 って、これかい! 私たちの未来の姿って! 「ゴミを捨てないでください」とか書かれた看板まで写ってるし…。 バカっぽい作品で気に入った。家族4人の表情もいいし…。
by matchino
| 2011-02-26 21:26
| 展覧会
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