アラリオギャラリーで行われている、トゥクラール&タグラ(Thukral& Tagra)の個展「中産階級の夢」を見に行ってきた。
彼らの絵画作品もいいけれど、国立現代美術館でのインド現代美術展でみたようなインスタレーション作品など、多様な作品世界を見たかった私にとって、今回の展示は小規模ながら満足した展示だった。 1階の展示室全体に青いギンガムチェックのカーテンが掛けられ、絵画作品とインスタレーションやオブジェ作品が展示されていた。柱の横にはチェックのシャツにデニムとスニーカー姿の天使が飛んでいる。 部屋全体に彼ら独特のイメージが充満していた。 現代インドの中産階級の若者が持つステレオタイプな幸福感を風刺した作品だということだが、彼らの実力のせいなのか、あまりにも美しい楽園のような絵画でありインスタレーション。 それにしても、彼らの作品の色遣いに魅力を感じるのはなぜだろうか。タイに旅行に行ったときに泊まったデザインホテルの色彩に似ていて、その時の幸福感を思い出すからだろうか、あるいはキッチュな色彩に魅かれているのだろうか。 いずれにしろ、私に幸福感を与えてくれる作品ではある。 2階では、壁1面が彼らのデザインした文様で埋め尽くされ、コラージュ作品と半立体の作品がある。この部屋もとても気に入った。 彼らには、一度ホテルの部屋のデザインをしてもらいたいものだ。そして、その部屋に泊まってみたい。どこかのホテルがやってくれないかなあ。
by matchino
| 2010-11-08 20:34
| 展覧会
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