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「はやぶさ」と『Terra』

遅ればせながら、「はやぶさ」の話。
「はやぶさ」の帰還をUstreamで見守った数日後、「はやぶさ」が最後に撮影した地球の写真を見た。
「はやぶさ」と『Terra』_e0160774_21215523.jpg

「はやぶさ」による地球撮影に関する感動的な話を聞き、感無量でその写真を見ていたが、ふと口をついて出てきたのが、Caetano Velosoの『Terra』だった。
この曲を知った頃、地球に対する愛情を歌った感動的なこの歌の歌詞を読み、宇宙から撮った地球の写真を見ながら何度もこの曲を聴いた。
歌詞の一部を紹介しよう。


Terra (地球)

牢獄の独房に繋がれていた時
僕は生まれて初めて見た
お前の写真を
お前の全身が写っている
でも裸じゃなかった
雲に覆われていたからね
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう
あの青みを帯びた星の中に
褐色の娘を想像する者はいまい
映画にも似た眩暈の中
可愛いおまえに よろしくと
伝えてもらおう
僕はいとおしさにとらわれた詩人
そしておまえはパライーバ
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう
地球という少女に 僕は恋している
おまえのエレメントは土
海からは陸が見えると言う
足にとっての陸は堅実さ
手にとっての陸は優しさ
他の星々は おまえの道案内と
なるだろう
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう


なんだか、地球に生まれてきたことの幸せを感じるような、そんなひととき。
by matchino | 2010-06-25 21:22 | 音楽 | Comments(0)
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