行こうと思いながら行っていなかった、ロジャー・ディーンの回顧展に行ってきた。 ロジャー・ディーンは、イエス、エイジアなど、伝説的ロックバンドのアルバムアートで有名なイラストレーター。 最近では、『アバター』のデザインの元ネタではないかと話題になっている。 想像上の動物や風景など、その創造力は群を抜くものがある。映画的であり、アニメ的でありながら、そのタッチは独特だ。 今回、行く前に、ロジャー・ディーンの作品を最初にみて、すぐに思い出したのが、ロドニー・マシューズ。昔、ロドニー・マシューズのイラスト集を買って、穴の空くほど眺めていたことがあるが、ロジャー・ディーンの仕事を継いだのがロドニー・マシューズであるということが調べてみてわかった。 ロドニーのイラストを見ていた時は、ファンタジーとして見ていたが、今回、ロジャーのイラストは、アルバムジャケットとして見た。 そして、近年の作品は、映画の場面のようだ。映画はそのシーンが一瞬で過ぎ去ってしまうが、じっくり眺めていられるせいか、ある意味、よく作られたCGより、かえってリアルに見えるくらいだ。 優れた想像力と画力、そして時代が生んだ絵だなという気がする。 今回の展示を見て、世界が少し違って見えた。
by matchino
| 2010-05-30 14:04
| 展覧会
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