オラファー・エリアソンの作品を見ながら思い出したのが、高校生の時、予備校の友達と行ったダニエル・ビュラン展。
彼はストライプを使った作品で有名。 このとき見た作品は、このようなものだった。 大きな倉庫のようなギャラリーに、出入り口が一つあった。 入ると、すぐに大きなベニヤ板の壁があり、そこにも入り口がある。 入ってみると、ベニヤ板の壁の反対側は、白と緑のストライプだった。 そして、また入り口が空いたベニヤ板の壁がある。 それがずっと続いていた。 どこまで続くのかと思っていると、その壁がだんだん低くなってきているのに気づいた。 そして、最後の壁を通り抜けた瞬間、目の前の壁一面に備え付けられた鏡に、今まで通ってきたすべてのストライプの壁が映り込んでいるのが見えた。 振り返ると、ストライプの壁が幾重にもそびえている。 観客の目をコントロールする彼の技法に驚かされた。 この作品が、インスタレーションの面白さを感じた最初の作品だったように思う。 この作品は、一緒に行った3人にちょっとした影響を与えた。 私は緑と白の配色が好きになり、多用するようになった。 友達の一人は、平面構成の中にストライプを登場させた。 まだ高校生だったし、単純だったけど。
by matchino
| 2009-11-24 20:56
| 展覧会
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