元・国軍機務司令部(キムサ)が2013年に国立現代美術館ソウル分館として生まれ変わる。
それを世の中に知らせる信号弾として、『信号弾』展が開かれている。 前回、ここで行われた展覧会が怖い展示だったので、今回も一人で行こうかと思っていたが、妻に話をしてみると、行ってみようということになり、子供たちも連れて行ってきた。 日曜日、ソウルで用事を済ませてから行ったため、今回も夕方になってしまった。 6時半からドーセント・ツアーがあったが参加したのは、うちの家族だけ。結局、個人ドーセント・ツアーになった。 今回の展示は、2種類のテーマがあった。一つは、キムサという場所をモチーフにした作品。もう一つは国立現代美術館の所蔵品と、その作品をモチーフにした作品。両方とも興味深い作品が多かった。 前にも書いたけれど、このキムサという場所は、北との緊張関係や独裁政権など、韓国の暗い歴史の象徴のような場所。ここで何が行われていたのかは完全に隠されており、いろいろな噂がありながらも、たぶん永遠に秘密として残されるような内容ばかり。その場所が現代美術館として市民に開かれるのだ。韓国人にとって、この事実は大きなものらしい。 特に、司令官の執務室と寝室、秘書室でのチョン・スチョン作家の展示は、強いメッセージ性を持つものだった。 前回の展示と同じように、重い歴史を背負っていながら新しい未来を築いていこうとする韓国人たちのパワーを感じさせる作品ばかりだった。 12月6日まで展示が行われ、工事が始まるということだが、この建物も展示空間としては面白いものだった。惜しい気もするが、2回にわたってこのような展示が企画されたということだけでもよかったというべきだろう。 夜の展示室は肝試し的な空間もあったが、妻も子供たちも面白がっていた。 今回は全部を観ることができなかったが、月末にまた行こうということになった。
by matchino
| 2009-11-10 22:34
| 展覧会
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