ぽーにょぽにょぽにょ…

実のところ、基本的にはジブリって、好きになれなかった。
ナウシカ、ラピュタ、トトロくらいはよかったけど、その後くらいから、何だかあんまり気に入らなくなってきた。
それで、何か外からの契機がない限りは観ようという気がしなくなっていた。
ところが、今回、ジブリのために、劇場に足を運んでしまうことになりそうだ。
大ヒットを記録している『崖の上のポニョ』が、12月18日から韓国でも上映されるということで、「観に行かねば」と思っている。
先日、ロッテワールドではテレビで予告編が流れていた。テレビでもCMが流れてるのかな。
それにしても、ジブリ作品がこんなに早く、韓国に上陸するのは初めてじゃないだろうか。

で、何が私を変わらせたか。
それは、スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫氏のポッドキャストのせい。
『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』というこのポッドキャスト、鈴木氏が、彼の「隠れ家」である「れんが屋」に友人などを招いて座談をするのだが、文句なく面白い。
一人ひとり、職人としての、そして人間としての味わいに満ちている、熱い人たちだ。
彼らがつくる映画に対していろいろな批判はできるだろうけれど、その映画に対する愛情、自分の人生に対する自信というものはごまかせるものではない、と思う。
それに負けて、『ポニョ』を観ることにした。私自身の意志で!
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# by matchino | 2008-11-26 17:19 | Comments(2)

Think Think 美術館

最近、増えている子供のための美術館の一つ、「Think Think 美術館」で新しい展示が始まっていた。
「ボタンの国Ⅲ」という展示が、11月8日から12月31日まで開かれている。
http://www.thinkthink.net/
ぬいぐるみなどがボタンのクモの巣に引っかかっている様子を演出したという今回の展示。子供たちは喜びそうだ。

で、この展示の写真を見て思い出したのが、以前、行ってきた、アネット・メサジェ展。
アネット・メサジェは、2005年のヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞したフランスの作家で、4月に果川にある国立現代美術館で企画展が開かれていた。
ぬいぐるみを使った作品や、クモの巣を思わせる作品があり、今回の「Think Think 美術館」での展示も、作家がその展示からインスピレーションを受けたのかも知れない。

Think Think 美術館は、展示の観覧と、その展示に関連した作品の制作が基本になっているようだが、観覧だけすることもできる。
子供のために説明をしてくれて、観覧料が5000ウォン。保護者は2000ウォン。展示の説明の時間があるため、観覧、および参加は予約が必要。
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# by matchino | 2008-11-22 21:08 | Comments(0)

娘への最初のプレゼント

長女が生まれた時、娘のために初めて買ったプレゼントは、この絵本だった。
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『サーカスがやってきた』(ブライアン・ワイルドスミス作)
(写真は韓国語版)

大きな書店に行って、1時間、選びに選んで買った。
この本を選んだのは、字が少ないから、というのもあるが、ページをめくるごとに繰り出される迫力のある絵に感動したから。
そして、「色彩の魔術師」と呼ばれる作者の美しい色、タッチにまた感動する。
遠近感、そして幾何学を使った大胆な構図もすばらしい。
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ここからは私の持論なのだが…
マザッチオの『楽園追放』(右)で、アダムが下を向いて顔を覆い、エバが顔を上げて嘆いているのは、その時代のアニメーション的な効果であるという話を聞いたことがあるが、この『サーカスがやってきた』にも同じような効果が使われている。





口を閉じたトラと、口を開けてほえるライオン
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台の上の犬と、台から飛び降りている犬
綱渡りをしている二匹のチンパンジー…

この表現が反復されているところをみると、たぶんこのような効果をねらっているのだろう。
静止した絵の中で、サーカスのダイナミックな動きを表現しているのだ。

それだけでなく、動物単体でもあまりにも美しく、コピーして切り取って、アレキサンダー・カルダーが針金を使ってやったような、ミニチュア・サーカスを作ってみたくなった。

この絵本を娘たちに読んであげる時、自然と音楽が出てくる。
そして、最初と最後のページに短い文があるだけの本だが、自然と言葉が出てくるのは、この絵本の持つ力、魅力だといえよう。

で、重要な娘の反応は…?
どうだったんだろう?
今ではたくさんある本の中に埋もれている…。
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# by matchino | 2008-11-20 20:58 | Comments(3)

父の時代・私の時代 〜わがエディトリアル・デザイン史〜

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『父の時代・私の時代 〜わがエディトリアル・デザイン史〜』(堀内誠一・著)を読んだ。
『anan』、『BRUTUS』などの雑誌をつくりあげ、雑誌のADから広告、絵本まで、多岐にわたる活動をした堀内誠一氏の自叙伝だ。
戦前からパリで絵本の仕事をするまで、様々な体験をしながら生きてきた「天才デザイナー」の人生が本当に興味深かった。
さらに広告やデザインに関する持論は、日本のヴィジュアル・デザインを築いてきた開拓者としての深い洞察を感じられ、ただ流行や自分の感覚ばかりに傾く自分のデザインについて考えさせられた。

展覧会のデザインや雑誌、絵本という、私が関心の深い分野で仕事をしてきたその内容も面白かったが、何よりもよかったのが、堀内氏の育った環境についての話。
グラフィック・デザイナー(当時は図案家と呼ばれた)だった父親の職場に遊びに行き、すばらしいデザインに囲まれて過ごした夢のような経験は、私にとって本当にうらやましく、その事務所に今でも遊びに行きたいと思うほどだった。

また、ヨーロッパ旅行記の一部も転載されており、堀内氏の上手な文体も相まって、そちらの本も読みたくなった。

デザイン関連書籍が少しずつ増えてきたソウル駅前のブックオフで買ったが、いい本に出会えたと思う。
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# by matchino | 2008-11-17 21:10 | Comments(3)

新しい感覚の家族写真を撮る「Venture」

10月にソウル・デザイン・オリンピアードに行ってきて、気になった展示がある。
企業の展示がある中で、すごくセンスのいい写真がかかったブースだった。
Ventureという写真館のものだった。
パンフレットだけもらってきたが、後でみてみるとなかなかおもしろそうだ。

http://www.thisisventure.co.kr/

イギリスの会社で、海外進出はソウルが2番目だという。
従来の紋切り型の家族写真ではなく、独特のセンスで新感覚の家族写真を撮るというものだ。
その家族とのミーティングをして仲良くなり、撮影の時は跳んだりはねたり、ボールやギターなど、様々な小道具を動員して、躍動感あふれる写真を撮ってくれる。
そして、その家族だけの感動的な試写会を持ち、その中で気に入った一枚を額に入れる、というもの。
通りがけに記憶にある価格は36万ウォンだったか。
そして、1時間の撮影と7×5サイズの写真1枚の体験パックは75000ウォンだという。
高いといえば高いけれど、試しにやってみる価値はあるかなあ、と。

誰かに頼んで撮ってもらうことも考えたけれど、センスと技術と場所が必要!
ハードルがいくつもあるのだ。
誰か、うちの家族で腕試しをしてみません?
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# by matchino | 2008-11-14 23:25 | Comments(1)