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アニッシュ・カプーアの「Tall tree and eyes」

リウムを訪ねた日、デッキに雪が残っていて滑りやすいからといって、デッキに入れなかった。2日後、取材で再びリウムを訪ねた時、閉館直前にデッキに出て写真を撮った。
アニッシュ・カプーアの「Tall tree and eyes」。
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こんなに美しいオブジェだったとは…!
この作品、リウムが所蔵するようになったので、企画展が終わってもここに展示されているそうなので、今度は三脚を持って来よう。
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by matchino | 2012-12-29 22:42 | 展覧会 | Comments(4)

アニッシュ・カプーア展 2

前回のアニッシュ・カプーア展の続き。

地下の展示室で気になった作品は多い。

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この作品、中が空洞になっているが、空洞になっているのか、中が詰まっているのか、肉眼ではよく分からない。すぐ目の前に立っても分からないほどだ。ドーセントの説明によると、反射しない塗料を使った作品の質感による効果であるが、影ができないように照明を調節しているという。
三つのオブジェの前に立つと、濃い青の壁がどんどん増幅しながら迫ってくるような感覚になってくる。

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これは、「私が妊娠していた時」という題の作品。壁が妊娠している。どうやって作ったんだろうと気になる。

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そして、それ以上に気になるのが、「イエロー」という題のこの作品。深さ3mの穴が掘られた6m四方の黄色い壁だ。穴の底はあるものの、実際より深く、どこかに続いているような感覚になる。イギリスのテートモダンで展示されたカプーアの巨大な作品を思いださせる作品だ。
地下にはステンレススチールでつくられた円形の鏡の作品が二つある。中が凹んだ曲面となっているが、その曲面にかすかな凹凸があり、目の前に立つとめまいがする。
この作品をはじめ、カプーアの作品はオラファー・エリアソンの作品に似ている。鏡や光をつかってイリュージョンをつくりだし、見る者がそこに映り込むことによって作品の一部となっていく。そして、エリアソンの作品は視覚に訴えるものであるのに比べ、カプーアの作品は視覚だけではなく、もっと奥深い感覚の世界まで影響を与えるものが多い気がする。インド出身という事実がそう思わせているのかもしれないが、何かより哲学的、宗教的境地まで表現しているように感じられる。
また、ほとんどの作品に空洞が存在している。私たちは「空洞」として認識しているが、厳密にいうと「空洞」自体は作品ではないはずだ。カプーアは既存の彫刻の概念と反対のものを持ち出して、そのような逆説の概念を表現しているのだ。
これが仏教での「空」の概念を表現しているのかもしれないという気になってくる。そう考えてみると一つだけ空洞がない作品がある。「私が妊娠していた時」という作品だ。でも、「空」という言葉は「腫れ上がったもの」という意味もあるという。中にある空洞ということだろうか。そして、その空洞の中から新しい生命が生まれるのだ。

地下での展示が終わって、いよいよ「ブラックボックス」の中での展示を見る。続きは次回。
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by matchino | 2012-12-25 10:29 | 展覧会 | Comments(0)

リウム美術館とアニッシュ・カプーア 1

韓国で生活を始めて13年目にして初めてリウム美術館を訪ねた。世界的な3人の建築家による建物があるということで行ってみたいのはやまやまだったのだけれど、今までそれほど惹かれる企画展示がなかったこと、入場料が少し高めなこともあって行ったことがなかったのだ。
でも今回は違った。前から気になっていたアーティストのアニッシュ・カプーアの個展が行われるというのだから行かなければ後悔する。やっと初リウムと初アニッシュ・カプーアが一日にして実現した訳だ。
漢江津駅から歩いてそれほどかからない所に美術館があった。駅から案内板があって見つけやすい。
モダンなガラス張りの建物が並ぶ中、美術館の入口があった。入口から中を見た途端、周りにはない独特でありながら美しい空間が目の前に広がった。右側には広々とした視界を提供する庭園があり、左側にはガラス張りの展示室があって、その間は宮島達夫の作品が埋め込まれた木のスロープがある。
右側の庭にはアニッシュ・カプーアの作品がそびえ立っている。
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その作品が左側のガラスに映っている。
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リウム美術館は3つの展示館があり、今回の展示はレム・コールハースによって設計された児童文化センターの建物で行われた。村上隆の彫刻の脇から展示室に入ると、右側に「ブラックボックス」といわれる大きな展示室がその威容を見せつけている。この展示室のことは事前に調べてはいたが、これだけのマスを持ったものだとは想像だにできなかった。シャープでありながら重量感のある構造物だ。
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その脇にはカプーアの作品一点が展示されている。中がグレーに塗られた直径2mほどの半球型の作品だ。ツヤのあるグレーの塗料で自分の姿が上下反転して映し出されている。
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遠くからみると分からないが、近くから見つめていると中に吸い込まれそうな、それでいて目の前に何か新しい世界が開かれているような不思議な感覚だ。
「ブラックボックス」の脇のエスカレーターで降りる。ブラックボックスとガラスの外壁とが成す空間が美しい。

と、ここまでで長くなってしまったので、続きは次回。
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by matchino | 2012-12-18 21:28 | Comments(0)

Dream Worksのアニメーション「Rise of the Gurdians」

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Dream Worksのアニメーション「Rise of the Gurdians」を見てきた。
ヨーロッパ各国の民間伝承に出てくる5人の妖精たちが、人に怖れを抱かせる怪物であるブギーマンに立ち向かうというストーリー。
5人の妖精は、サンタクロース、イースターのウサギ、歯の妖精「トゥース」、ドイツの眠りの妖精「サンドマン」、そして霜の妖精「ジャック・フロスト」。欧米ではおなじみのキャラクターなんだろうけれど、私にとってはサンタクロースくらいしか関係ないので、映画の伝えたいことを感じるよりは、欧米の文化について興味深く勉強したという感じだった。
それでも映像は本当に美しいし、先の見えるストーリーでも充分楽しめる。そして、映画の趣旨には共感できる。まあ、子供向けではあるけれど、私は大好きな映画だ。
最後のエンドロールを見ていると、所々で日本人の名前が出てくる。そして、映画に出てきたデザインで、日本のアニメっぽいデザインがあり、日本のアニメの影響かなと思っていたら、キャラクターデザインの一人が日本人だった。
全体のストーリーの流れは単純だけれど、細かい演出は工夫に工夫が凝らされている。一度、こういう映画の制作に関わってみたいなあ…。
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by matchino | 2012-12-01 20:48 | Comments(0)