<   2012年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

娘と共に旅立つ建築旅行

韓国で起業している日本人の集まりてある「サナイクラブ」のオフ会で、インターネットビジネスのコンサルタントをしているコンテンツラボの河野竜夫さんの講演会があった。
講演会の内容もすごく濃いものだったけれど、そこで出会った人たちとの話も濃いものだった。
その中の一人と私が共通の知り合いがいて、その人の話で盛り上がった。それがきっかけでその共通の知り合いに久しぶりに電話をしてみた。
なんだかけっこうな有名人になっているらしく、韓国のテレビで彼の家族が紹介されたらしい。「3人の男の夢、父」という題で放映されたとのこと。普通とは違った子育てをしているお父さんたちを紹介したようだ。

で、その3人の中で私が気になったのは、이용재(イ・ヨンジェ)という韓国人。建築評論家という肩書きを持ったタクシードライバーなんだという。
この人の著書に「娘と共に旅立つ建築旅行」という本があるらしい。これは読まねば! 少し前の本らしく、近くの本屋で見つからなかったのでネットで注文。配達予定の明日が楽しみだ。
やっぱりいろんな人と会うと不思議な縁が広がっていく。忠清南道に住む知り合いの家にも遊びに行かないとだし、この本の著者にも会ってみたいなあ。
[PR]
by matchino | 2012-05-30 22:47 | | Comments(0)

ついに出会った! オラファー・エリアソン

2年前、エリアソンの個展を見逃してから、彼の作品をぜひ観てみたかった。
その機会がとうとう訪れた。
あの時と同じ、清潭洞にあるPKMトリニティーギャラリー
オラファー・エリアソンの個展が開かれている。
いつものように子供たちを連れて行ってきた。

清潭駅から歩いていくと、前回、スイスの若手作家展が開かれていたソンウン・アートスペースの前を通る。子供たちの反応がよかったので、ちょっと覗いてみると、アルゼンチンの作家レアンドロ・エルリッヒの個展が開かれていた。以外にも面白い展示で、子供たちも喜んでいた。

e0160774_124529.jpg

いくつもの同じような部屋が続いていると思ったら…

e0160774_1243494.jpg

これは螺旋階段を横に倒したんだ!

e0160774_1251168.jpg

遊園地によくあるガラスの迷路なんだけれど、ガラスがはめ込んである所とない所があって、何人か一緒に入ると不思議な感覚。
子供たちにとってはエリアソンよりも面白かったようだ。

そして、いよいよエリアソンの個展。
思ったよりたくさんの人が来ていた。
今まで写真で彼の作品を何度も見てきたけれど、彼の作品は特に実物を見ないとその真価が分からないということを感じる。
e0160774_1261730.jpg

ガラスと鏡、照明を使った幻想の世界が、オブジェと観覧者との間で繰り広げられる。
「こういう作品です」と説明することはできるけれど、それよりこの作品たちを目の前にすることによる「気づき」というものがそれ以上に重要なものであると感じさせられる。
彼の作品が、光を題材にしたものであるため、光、観覧者の像や影、それを映し出す作品、そしてそれを見る観覧者の目が関係して、芸術をはじめとするすべての事象は関係性の中で成り立っているということを再認識させられる。
また、その作品を認識するのは観覧者自身の像や影によるものであるため、作品それ自体は「無」に近くなっていき、その反対に、観覧者の像や作品の中の「光」は増幅されていくのだ。
思い出せば思い出すほど、考えれば考えるほど興味深い作品たちだった。

e0160774_1261583.jpg

後ろから照明が照らされて観覧者の姿が白い壁に浮かぶのだが、影のずれ方や色が絶妙で、自分の影を見ているだけで楽しい。

e0160774_1271343.jpg

六角形の光が重なって、美しい模様を作り出す。写真で見るよりずっと美しく、ずっと見ていたい気持ちになってくる。

こういう展示を見るたびに、美術って最高のエンターテイメントだなあって思うんだけど、最近はそういう認識が高まってきたような気がする。美術館にたくさんの若いカップルがデートしに来ているし。そのためか、現代美術の面白い展示も多くなってきているし、いい傾向だぞ。
[PR]
by matchino | 2012-05-13 12:10 | 展覧会 | Comments(2)