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仁川アートプラットフォーム訪問記2

ギャラリーを見終わって外に出ると、高校の制服を着た学生たちが集まっている。訊いてみると、現在、放映中のドラマ『Dream High』の撮影をしているという。事務棟では俳優たちが撮影を待っていた。
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しばらくして、撮影が始まった。人気の学生を乗せた車が麒麟芸術高校に到着し、ファンたちが集まってくる、という場面だ。初めてドラマの撮影現場を生で見たが、雪の降る中、1カットを撮るのに何回も撮影する。ドラマの撮影って思ったよりも大変そうだ。

ここ、仁川アートプラットフォームはそれ程広くはないけれど、この地域一帯が、昔栄えた頃の姿をとどめている地域のようだ。すぐ近くに旧・日本第18銀行の建物があり、近代建築展示館になっていた。
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小さな建物だけれど、ここ一帯の歴史や建築物について紹介していた。
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模型などもよかったが、気に入ったのがこの天井。
煉瓦の壁が少しむき出しになっていて、幕が張られていた。

そして、すぐ近くにも、旧・日本第1銀行の建物があり、ここは仁川海港博物館になっていた。
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(右)天井は、当時のものだろうか、照明がいい感じだ。

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当時の立体写真機(下)と立体写真鑑賞機(というのか?)(上)。

前回の写真の青い木のオブジェの前の建物は、資料館だった。
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その一室は展示室。

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その向かいの部屋は資料室だった。美術関係の書籍や雑誌、DVDが閲覧できる。書籍数はそれほど多くはないけれど、韓国内の美術系の雑誌は一通りそろえてあるし、その日は誰も来ておらず、静かだった。職員も親切にアートプラットフォームについて案内してくれた。この資料室では美術関係者などを呼んで講演会を開いたりもするらしい。
行くところがないときにまた来てもいいかなと思わせる。遠いといえば遠すぎるけど…。交通も不便だし、たくさんの人が訪れるような所ではないので、込まなくていいかな。
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by matchino | 2011-01-29 22:13 | 展覧会 | Comments(0)

仁川アートプラットフォーム訪問記1

仁川アートプラットフォームに行ってきた。
家から地下鉄に乗って2時間、仁川のはしっこにある仁川駅に到着した。
途中から雪が降り始め、着く頃には大雪に!
駅の前に中華街があり、ユスルチャジャン麺を食べた。本場の味と思ったからか、おいしかった。
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駅から歩いて5分くらいの所にチャイナタウンの門があり、その横に昔の倉庫の建物が集まっていた。ここが仁川アートプラットフォームだ。
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まず、ギャラリーに入った。『記憶愛』という企画展が開かれていた。
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建物もなかなかいいけれど、ところどころに立体作品が展示されていて、これから芸術空間として使われていく将来を感じさせる。
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by matchino | 2011-01-26 22:54 | 展覧会 | Comments(0)

仁川アートプラットフォーム、行くべし!

たまたま見たある雑誌に載っていた記事で、仁川アートプラットフォームという創作空間のことを知った。
最近オープンしたアーティストたちの創作のための空間らしいが、全然知らなかった…。不覚。
サイトを見ると、この仁川アートプラットフォームのある仁川中区海岸洞一帯は、1930〜40年代に建てられた建物がよく保存されている地域で、旧・日本郵船の建物をはじめとする近代建築がそのまま、あるいはリモデリングして、文化芸術空間としてオープンしたのだという。
今、放映中のドラマ『Dream High』のロケ地でもあるという。
展示もしていて、遅くまで開いているらしいので、平日にでも行ってみようか…と調べてみたら、仁川駅って遠いじゃん!! これは行けない。土日にでも時間をとって行かないと。
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by matchino | 2011-01-19 22:43 | 展覧会 | Comments(0)

アルゼンチン人とタンゴの話

地球の裏側、アルゼンチンからお客さんがやってきた。
私が対応することになって、通訳を等して製品の紹介をした。
スペイン語はほとんど分からないけれど、英語のフレーズに似ている言葉は分かったりして面白い。
また、けっこう話す雰囲気で内容が理解できたりする。
昼食も忘れて2時過ぎまで話したが、楽しい時間だった。
なぜか話の途中で、タンゴの話が出た。タンゴが好きなのだそうだ。アルゼンチンの人だもんなあ。
ブラジルのアーティストだったら何人か分かるけれど、タンゴだったらピアソラくらいしか知らない。ピアソラってどこの人かも知らないし。
でも、「タンゴだったらピアソラを知ってます」と話すと、「ピアソラ?…、ああ、ピアソーラ!! 彼はアルゼンチンの人ですよ!」と。通じたらしい。
今日は仕事の話で終わったけれど、次は音楽談義でもしてみたいものだ。
カエターノ・ヴェローゾのスペイン語のアルバム『Fina Estampa』の中でアルゼンチンの曲があるのかとか訊いてみたいなあ。

というわけで、ピアソラの『Livertango』with Yo-Yo Ma

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by matchino | 2011-01-14 21:50 | 音楽 | Comments(2)

SeMA 2010「イメージの隙間」展

SeMA 2010「イメージの隙間」展を観てきた。
ソウル市立美術館で支援してきた韓国の若い作家を紹介する展示会だが、今回は「イメージの問題、すなわち視角性」に注目した作家を集めたという。
このうち幾人かは、去年、COEXで開催されたアートフェアに出品していた作家だった。
作品のうち、半分くらいは題名の横にその作品の説明があり、ドーセントがいなくても作家のメッセージなどが分かってよかった。
私が説明を読んだ中で、二人の作家が、韓国の龍山区で起こったデモ隊が警察と退治中に火災で死亡した事件に関して言及しており、この事件の国内での反響の大きさを知らされた。
いずれもマスコミの報道で接する「イメージ」について、私たちの感覚がどう変わってくるかということを作品で言及していた。
「報道」ということ、「情報」の意味の変容ということ、そして「国家」や「権力」ということについて言及している作品に多く接してきたが、今回はそういうメッセージと自分との関係について考えさせられた。
実際、そのような意見は、私にとってはリアリティーが薄い。私が生活してきた日本の社会は、政治について関心を持たなくても問題なく生きていけたために、そのようなリアリティーを持てなかったのかもしれない。
それに比べて、韓国では、軍事独裁政権を遠くない過去に体験し、今でも北と軍事的、政治的に対峙しているという現実を、今なお持っている。それがこのような問題意識を持つようにさせるのかもしれない。

この二人の作家のうち、ハ・テボムという作家の作品がさらに考えさせるものだった。
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龍山区や9・11テロの惨事に関する題名がついた写真作品で、それぞれの惨事によって破壊された建物の写真だが、すべてが真っ白になっている。
どうやって撮ったのかと思ったら、ニュースなどでよく接する惨事の写真をもとに真っ白な模型をつくり、それを再び写真に撮った作品だという。CGにしてはリアルだと思っていたら、模型だったのだ。
「写真」というと、「虚構」であるという感覚がある。そして、CGが発達した今、あり得ないようなイメージはすべてCGではないかと思ってしまう。ところが、この作品は、手の込んだ模型だったのだ。しかし、それを模型として作品にするのではなく、もう一度、写真という「イメージ」に変換して作品にしている。最後まで一貫した「イメージ」に対する問題提起があるわけだ。
ある意味、思考の遊びのようにも感じられるけれど、「イメージ」という問題は「虚構」に関する問題ではなく、リアルな生活に密着した問題なのだということを再確認させられた。

平日は9時まで開いているし、無料だから、また行ってみるか…。
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by matchino | 2011-01-10 21:05 | Comments(0)

チャ・テヒョン主演『ハロー・ゴースト』を観た

妻が「笑ってストレスを吹き飛ばそう」といいだして、『ハロー・ゴースト』を観てきた。
この映画、ポスターは何度も見ていたけれど、ちょっと気持ち悪いし、B級のコメディーみたいで観に行くことはないと思っていた。
で、実際に観てみると、まあ、チャ・テヒョンの一人5役の演技とか、見せ所はあったし、笑える内容だけど、「それほどの映画でもないかなー」と思っていたら…

最後に大きく覆されてしまった!
こんなに泣けた映画は本当に久しぶりだ。
実際に(T_T)こんな感じだった。

最近、日本で話題になった感動のドラマとかを見てもぜんぜん泣けなかったけど、韓国のドラマとか映画は泣けるよなー。
日本のドラマとかって、思考を通して感情に訴える感じだけど、韓国のドラマって、涙腺にストレートに来る感じだ。
これ、オススメです。
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by matchino | 2011-01-09 21:05 | 映画 | Comments(4)

ビーバーのSonata representativa

私の人生で、この人の音楽に出会えてよかったという人が何人かいるが、その中の一人が、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバーという作曲家。
当代、ドイツ最高のバイオリニストであり、作曲家であったビーバーは『ロザリオのソナタ』をはじめ、すばらしいバイオリンの曲を残している。
彼の音楽に出会ったのは、亨保文庫のCDショップで彼の曲を流していた時だった。
それが『ロザリオのソナタ』だったのだが、それまで聴いたこともないような美しくも不思議な旋律に魅了されてしまった。
でも、実はこの『ロザリオのソナタ』よりも私の心をとらえたのは、『描写的なソナタ(Sonata representativa in A)』という小曲集。動物の鳴き声などを描写した曲たちで、不思議な不協和音や雑音と思えるような音まで出している。すごくチャーミングな曲で、聴くたびに楽しい気分になれる。



この曲で、一度アニメーションをつくってみたい…。
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by matchino | 2011-01-05 22:14 | 音楽 | Comments(0)

春川のタッカルビ

皆さん、あけましておめでとうございます!
今年も韓国アート散歩をよろしくお願いします。
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元旦は、最近開通した春川までの電鉄に乗って春川に行ってきた。
行くところのないおじいちゃんおばあちゃんで満員の電車に揺られて1時間。春川駅に到着した。
で、何にもないところだった! 予想はしていたんだけど。
それで、近くの観光地を探してみると、昭陽江(ソヤンガン)のダムがあるという。昭陽江ダム行のバスを待っていたが、バスも満員で乗れなかった。
タクシーを捕まえて、とりあえずダムに向かうが、「見るべきものはないですよ」という運転手の言葉に、途中の食堂で降ろしてもらった。
春川といえば、タッカルビ。タクシーの運転手が紹介してくれた、麦飯石で焼くタッカルビの店に入った。
炭火の上に網を敷き、その上に麦飯石を敷いてタッカルビを焼く。
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味の違いは分からないけれど、雰囲気はいい。網を替えなくてもいいから店の人にとってもいいのかも。
見るものも何にもなかったけれど、おいしかったからいいか。
で、帰りは違う道を通って、昭陽江の脇を通る。夕日に染まる「昭陽江処女」の銅像を見て、ちょっと来た甲斐があったかな、と。
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by matchino | 2011-01-03 20:55 | 旅行 | Comments(0)