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Inside Kitty 〜ハローキティ・アート&デザイン展

娘の学習誌か何かの謝恩品として「Inside Kitty 〜ハローキティ・アート&デザイン展」のチケットを2枚もらった。
城南アートセンターはちょっと遠いけど、15000ウォンもするチケットなので、行ってみようということになった。
2歳の息子は妻に任せるとして、二人の娘を連れて行くと、追加が15000ウォン。
でも、次女が直前に「行かない」と言い出した。後で泣くのではと思ったが、出費が少ないのは助かる。
それで、久しぶりの長女と二人だけでデート。

ソウル郊外の分唐地区は富裕層がたくさん住む地域とあって、文化施設もよく整っている。山のふもとにコンサートホールやオペラハウス、美術館が一ヵ所に集まる気持ちのよい空間だった。
家から地下鉄で1時間半もかかったけど…。

さて、今回の展示。韓国でも人気のある「ハローキティ」が「芸術として生まれ変わった」というコンセプトで、キティをモチーフに韓国の作家たちが作品を寄せたというものだった。
展示会の趣旨からいって対象が微妙だが、ものがキティだけに小さな子供連れが多く、若いカップルもけっこう来ていた。
で、作品はといえば…、造形力はあるし、作品も面白いものがあるんだけど、何か心を動かすものがないんだよなあ。
前に行ってきた、旧ソウル駅での展示で出していた作品にキティをくっつけただけの作品とかもあって、それもちょっと残念だし。
企画、あるいは見せ方の問題じゃないのかと思う。

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それでも、その中で気になって印象に残ったのは、キティの新聞。フォントが全部、猫とかネズミ、魚になっている。

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それから、いろいろなフォントでつくったキティ。でも、ポピュラーなフォントなのか…?
なんか、興味の対象が、職業を中心としてるなあ…。

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あと、シバ神キティ。
写真撮影が自由だったので、撮りまくってしまった。
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それにしても、日本のキャラクターでありながら、韓国人にもこれだけ思い入れのあるキャラクターなんだなあ。ディズニー並みだぞ。
そういえば、ディズニーのキャラクターって、日本ではヤンキーの女性が好きだったり、微妙なキャラクターだけど、キティって世界のファッションブランドとのコラボレーションがされているくらい、幅が広いキャラクターだ。
ほかのサンリオのキャラクターとも一線を画するものだよなあ。
新しい発見だ。
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by matchino | 2009-06-28 22:42 | 展覧会 | Comments(5)

ドキュメンタリー映画『Man on Wire』

e0160774_22171155.jpg映画『Man on Wire』を観た。
9・11テロで崩れ落ちた、あのワールド・トレード・センター。その二つのビルの間にワイヤーを渡して綱渡りをしたフランスの大道芸人、フィリップ・プティを描いたドキュメンタリー映画だ。
写真と当時の映像、インタビュー映像と再現映像で見せる、静かなドキュメンタリーだったが、静かな中に静かなメッセージが押し寄せてくる作品だった。
全編にわたって、マイケル・ナイマンの音楽が流れるが、これが不思議なくらいに合う。公式サイトを見ると、プティ自身がナイマンの音楽を愛し、綱渡りをするときにもかけていたという。
あ、ここで忠告。
この映画を観ようと思った人は、公式サイトを見ない方がいいかもしれない。
クライマックスともいうべきシーンが観られてしまうから!
それは、アクシデントがいくつも起こり、緊張感が高まった中で始まるWTCでの綱渡りのシーンだ。
サティの『ジムノペディ』が流れ、静かで、あまりにも美しいクライマックス!
本当にすばらしかった。
このシーンを観るためだけに、この映画を観てもいいほどだ。
そして、見終わってから公式サイトでその感動に浸るのがいいだろう。

実はこの映画を観たとき、私はあることを放棄しかけていた。
しかし、プティの不可能を可能にする情熱に触れ、最後まで挑戦することの大切さを思い出させてもらった。
ハリウッド映画のように即効性のある感動はないけれど、静かに、ゆっくりと、長く感動に浸ることができる、そんないい映画ではないだろうか。
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by matchino | 2009-06-26 22:17 | 映画 | Comments(2)

本物のスンデ体験

残業のためにスンデで夕食をすませているところに、韓国人の知り合いがやってきたので、一緒に食べた。
その人がいうには、「おいしいスンデの店があるんだけど、そこのを食べたら、これは食べられない」と。
そんなものかと思っていたが、数日後、その人が「おいしいスンデを食べにいこう」と誘ってくれた。事務所の同僚と5人で行くことにした。
高麗大学駅4番出口で待ち合わせて、その店に向かう。3分ほど歩いたところに店はあった。
オソリ食堂という名前の食堂で、結構たくさんの人が入っていた。
まずスンデを3皿注文。
で、出てきたスンデを見て驚いた。
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う、旨そう…!
ふつうの赤黒いスンデと、白いスンデと、モツ。
柔らかくて、熱々で、本物のスンデというものが、こんなにおいしいものだったとは!
訊いてみると、昔は皆、このようなスンデだったというが、こういう昔ながらのスンデが食べられるところはそう多くはないということだ。
スンデの皮は豚の腸だが、ふつうに売られているスンデは、食用のビニールを使っているとのこと。
本物の材料を使ったスンデはここまでおいしいというわけだ。
結局、もう一人来る知り合いを待つ間に、一人一皿食べてしまった。
また行かねば。
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by matchino | 2009-06-23 23:37 | Comments(3)

フィリップ・ジャルスキーに似てる!?

音楽友達から久しぶりに音楽紹介メールが来た。
フィリップ・ジャルスキー。
カウンターテナーの期待の新人らしい。
YoutubeのURLまでつけてメールをくれた。

で、その友達がいうには…。

この兄ちゃんが、私に似ているというのだ…!
かっこいいじゃん。
似ているのは髪型、それから雰囲気だというけど、
どうなんだろう…?

でも、気分がよくなって、何人かに見せてみると、
「matchinoさんが西洋人になったらこんなかもしれないですね」と。
妻は「耳が似ている」と。

ともあれ…、この歌声、いいなあ。
自分の歌声ながら(!?)ほれぼれする…。
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by matchino | 2009-06-18 23:09 | Comments(4)

インド現代美術展

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インド現代美術展「3番目の目を開け」を見てきた。
森美術館でやっていた展示を、ここ韓国の国立現代美術館にほとんどそのまま持ってきたという。
会期が2日しか残っていなかったためか、たくさんの人が来ていた。

エントランスから入ってすぐにあるナムジュンパイクのテレビの塔から左に廊下があり、その向こうに展示室があった。
カラフルな円形の作品の前に大きな象が横たわっている。
その手前にある入り口の両側に目が描かれており、その真ん中の円形の作品が、今回の副題である「三つ目の目」を示唆している。
森美術館での展示は見ていないが、プロローグから始まり、「創造と破壊」、「反映」、「肥沃な混乱」、「エピローグ」の5つのテーマで展示がなされており、インドの現代美術を紹介するための
内容として興味深かった。
やはりインドの文化をモチーフにした作品が多く、エキゾチックな面白さがあるが、これは現代美術の主流である欧米から見た視線なのだろうか、あるいはインドの作家たちの、自らのアイデンティティに対する追求なのか、いろいろと考えさせられた。
以前、この展覧会に対するレビューで「欧米のものと似ている」というものがいくつか見られたが、確かにそうかもしれない。それでも、個人的にはエキゾチシズムという観点で、楽しめた。
キュレーターの志向なのかどうかは分からないが、エンターテインメント性が高い作品が多かったように思う。
あるいは時代の流れなのだろうか。
昔は現代美術といえば、理解が難しいとか、つまらないとか、そういうものがもっと多かったが、それが最近は、いいたいことはよく分からないけれど、「楽しめる」という作品が多くなったような気がする。私の目が変わっただけなのだろうか。
これだけ質のよい現代美術の展覧会を見たのは、去年のアネット・メッサジエ展以来だ。そのためか、今回の作品を見るとどれもこれも制作の緻密さに驚かされた。

一緒に行った妻や子供たちも楽しんでいたようで、印象に残った作品について話し合うこともできた。
オーディオガイドやドーセントの説明も聞けなかったのは残念だったが。
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by matchino | 2009-06-12 21:02 | 展覧会 | Comments(0)