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『わたしの美術遊園地』を読む

e0160774_14243732.jpgイラストレーターの山本容子さん著『わたしの美術遊園地』を読んだ。
山本容子さんの幼少時代からの自伝や、新聞、雑誌に掲載されたエッセイを集めたもの。本人は文章を書くのが苦手といっているが、詩的なイラストから想像されるように、詩のような文章を書く人だなというのが私の感想。
前に読んだ堀内誠さんの自伝と同じく、山本さんの仕事に対する、というか絵に対する情熱が伝わってくる。才能もあるだろうけれど、その才能というものは、それに対する愛情、情熱という部分が多いんだろうなあと思わせる。
そして、この「美術遊園地」という言葉は山本さんの絵から受けるイメージそのものだ。
…と思っていたら、実は「美術遊園地」というのは、山本さん自身がつくりたいと計画しているものだという。世界のアーティストたちが集まって移動遊園地をデザインしたら素敵だろうなというもの。遊園地で遊びながら、同時に美術作品を鑑賞できるのだ。待ち時間もぜんぜん退屈じゃないはずだ。
このアイデアには私も大賛成!
で、考えてみると、遊園地やおもちゃって、芸術品的な要素が強いと思う。
「用」ということを考えてみると、芸術品もおもちゃも、生活的な「用」がない。純粋に「楽しみ」のためのものという点が似ていると思う。だから、「芸術」と「遊園地」の融合ってのは、けっこうありじゃないかなあ。あるいはそう思う人が少ないんだろうか。たしかに「遊園地は子供のもの」という概念が強い人もいるかもなあ。そういう人の意識を変えるためにも、遊園地のデザインのレベルアップは必要だと思うのだ。
でも、昔ながらの質の低い(?)遊園地も、ある意味、キッチュな美があるし、それも捨てがたいよなあ。
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by matchino | 2008-12-28 14:25 | Comments(0)

フランス国立ポンピドゥーセンター特別展

ソウル市立美術館での「フランス国立ポンピドゥーセンター特別展」に行ってきた。
ポンピドゥーセンターについては知らなかったけれど、世界3大美術館の一つだという。そういう宣伝のせいか、クリスマスのせいか、たくさんの人が来ていた。
で、内容はといえば、マティス、ミロ、シャガール、レジェ、ブラックなど、20世紀を代表する画家の作品。「アルカディア - 天国のイメージ」という主題を中心に展示がなされ、それを追っていくだけでも興味深そうな内容だった。オーディオ・ガイドでも聴けばよかったかもしれないが、今回は、何人かで一緒に来ていたため、時間がなかった。

それでも、気に入った絵がいくつかあった。マルシャル・レイスの『雲の友』というシュールリアリズム的な絵画、マティスの切り絵など。そして、ブラックの女性を描いた作品は、今までのブラックの絵では見たことのないタッチで興味深かった。

それにしても、今回感じたのは、年を取れば取るほど、絵画に込められた画家の心が伝わってくるようになってきたということ。絵を見ながら画家と対話をしているようだ。そして、一つひとつの線に感動し、めまいを覚えるほどになる。
様々な人生経験をしてくる中で、深く共感するところが大きくなってきたのだろうか。
そうして絵を見ていくと、何十分でもその絵を見ていたいような衝動に駆られる。
また、絵を見ていながら自分との対話の世界に入ってくる。絵を見ることは、瞑想や祈祷に似た一種の自己省察だ。
いくつかの作品を、いすにゆったりと座りながらじっくり鑑賞できる、そういう美術館があったらいいかもしれないと思った。
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by matchino | 2008-12-24 20:12 | 展覧会 | Comments(3)

高句麗テジャンガン・マウル

韓流ドラマの撮影場について書くことになるとは思っていなかったが、書くことになってしまった。
私が住んでいるのは京畿道九里市。『太王四神記』などのロケ地となった、テジャンガン・マウルがある。近くにいながら行ったことがなかったので、家族で行ってみることとなった。
九里市は高句麗の遺跡や遺物が発見されたところで、「テジャンガンマウル」高句麗時代の鍛冶屋(テジャンガン)の村(マウル)を再現したというもの。
当時の様子を彷彿とさせるような町並みがつくられている。しかし、遺跡が発見されたといって、当時の建物が残っているわけではない。それでも、新しくデザインされたのであろう建物などがよくできていた。
それほど規模が大きくないのが残念だが、気軽に見学に行くにはいいところではないだろうか。
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by matchino | 2008-12-21 19:51 | Comments(4)

Think Think 美術館の展示「ボタン」

Think Think 美術館の展示はといえば、まあ、美術館のサイトで見たそのままといえばそうだったけれど、面白いものもあった。
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たとえば、このクモ。クモの巣に黒いボタンがびっしり付けられていて、いろんなものが引っかかっている。おもちゃ、お菓子など、子供の好きそうなものがたくさんだ。
そして、面白かったのが、引っかかっているものが毎日増えていくということ。
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あとはよかったのが、ボタンのツリー。
これは作りたいなあ。でも妻に話したら、「南大門に行って、ボタンをたくさん買ってこないとね」と。
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この前に行ったときは、けっこう、説明に時間をかけてくれたのに、今回はえらく短かった。
そして、私たちが行ったのは土曜日の2時50分の回だったが、その回は説明が全部、英語。ほかの子供たちはけっこう受け答えをしていたけれど、うちの子供たちは????だった。うぅむ。すさまじきかな、韓国の教育熱。ついて行けん。
娘に後で訊いてみると、「frogだけは分かった」とか。
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by matchino | 2008-12-19 19:00 | 展覧会 | Comments(0)

Think Think 美術館でつくったもの

子供美術館、Think Think 美術館の展示「ボタン」を、家族で見に行ってきた。
予約の時、「ここは体験型のミュージアムなので、体験した方がいいですよ」というのを「観覧だけでいいです」といっていた。体験料は3万ウォン。けっこう高い値段だ。
ところが、行ってみると妻は「どうせなら体験させよう」という。それで、計6万ウォン出して作品をつくるワークショップに参加した。妻は太っ腹だ。
長女はクリスマスツリーの電球を使ったオブジェを、次女はスタンドをつくることにした。
まず展示を観覧して、すぐにアトリエに上がって制作を始めた。父兄は入れず、下のカフェで待つ。
1時間くらいしたら次女が、続いて長女が下りてきた。
すぐ壊れてしまうようなちゃちなものを作るのかと思ったら、材質もよく、けっこう見栄えのするものだった。
家に帰って、その夜、さっそく点灯。なかなか雰囲気がいいぞ。
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3万ウォンは決して安い出費ではないけれど、まあ、ものとしてはいいじゃないだろうか。
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by matchino | 2008-12-18 19:58 | Comments(0)

配色に助けになるウェブサービス

e0160774_1804747.jpgデザイナーをしていながら、昔から配色はちょっと苦手だった。
美大受験のための予備校で平面構成をした時、講評で私の作品を見た先生が言った。
「おまえはさあ、形はいいんだけどなー。色がなー…」
それからというもの、形で勝負してきたところがあるかもしれない。
が、色は避けて通れる道ではない。
今回やってきたのは、私がデザインしているニュースレターの全面カラー化。
何とか克服せねばと、見つけたのがこれ。
Adobe Kuler
http://kuler.adobe.com/
配色をブラウザ上で作成、共有できるというサービスらしい。
まだ見始めたところだが、いろいろと便利な機能がついているという。
これで、苦手だった配色を克服するか…。
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by matchino | 2008-12-17 18:01 | Comments(0)

海の中

最近忙しくてどこも行けなかったので、これ。
次女の作品。

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ダイナミックに描いた海の中。
こういうレイアウトをしてみたいなあ。
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by matchino | 2008-12-12 21:49 | Comments(1)