カテゴリ:本( 4 )

買ってよかった!『娘と共に旅立つ建築旅行』

前に紹介した『娘と共に旅立つ建築旅行』をゆっくり読み進めている。
ざっくりとした紙質で、大きめの、分厚い本だ。中は写真がたくさん載っている。望んだ以上の本だった。
表紙はあんまりなんだけど、ぱらぱらとめくって見るだけでもわくわくする本だ。
通勤途中に読んでいるが、重くて腕が疲れる…。まあ、それはいいとして、内容はこれまた思った以上に面白い本だった。
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写真の建築は、Dr. 朴ギャラリー。近いうちに訪ねてみたい建築だ。

韓国の名建築の、建てられた歴史的背景や建設のエピソード、建築家についてなどが語られている。
韓国の悲しくも壮絶な歴史と、それに劣らないその建物に込められた思いに驚嘆した。基本的に韓国の歴史に興味を持って来なかったが、建築という切り口で韓国の歴史と向き合うようになるとは思いもしなかった。
韓国の歴史の中で呻吟してきた人々の姿が描かれ、そこに著者の娘との対話が重ねられて、著者と娘の小さな旅行に同行しているような気にもなってくる。
今まで知っていた建築物もあるけれど、近くにあるのに知らなかった建築も多い。ぜひ一つひとつ訪ねてみたい。題名のように、娘を連れて。
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by matchino | 2012-06-14 22:06 | | Comments(0)

娘と共に旅立つ建築旅行

韓国で起業している日本人の集まりてある「サナイクラブ」のオフ会で、インターネットビジネスのコンサルタントをしているコンテンツラボの河野竜夫さんの講演会があった。
講演会の内容もすごく濃いものだったけれど、そこで出会った人たちとの話も濃いものだった。
その中の一人と私が共通の知り合いがいて、その人の話で盛り上がった。それがきっかけでその共通の知り合いに久しぶりに電話をしてみた。
なんだかけっこうな有名人になっているらしく、韓国のテレビで彼の家族が紹介されたらしい。「3人の男の夢、父」という題で放映されたとのこと。普通とは違った子育てをしているお父さんたちを紹介したようだ。

で、その3人の中で私が気になったのは、이용재(イ・ヨンジェ)という韓国人。建築評論家という肩書きを持ったタクシードライバーなんだという。
この人の著書に「娘と共に旅立つ建築旅行」という本があるらしい。これは読まねば! 少し前の本らしく、近くの本屋で見つからなかったのでネットで注文。配達予定の明日が楽しみだ。
やっぱりいろんな人と会うと不思議な縁が広がっていく。忠清南道に住む知り合いの家にも遊びに行かないとだし、この本の著者にも会ってみたいなあ。
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by matchino | 2012-05-30 22:47 | | Comments(0)

『ソウル美術散策ガイド』

『ソウル美術散策ガイド』という、このブログの名前をすこーしずつ変えたような本が出た。清涼里にできたヨンプン文庫にはこの本が棚にずらっと並べられていた。韓国での美術鑑賞に対する関心の高まりが分かる。
入門編だとは思うけど、韓国のアート事情を知るためにも買ってみっか。
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by matchino | 2011-07-26 22:16 | | Comments(2)

『赤朽葉家の伝説』

e0160774_22222499.jpg同僚に勧められて、『赤朽葉家の伝説』を読んだ。
私がきっと気に入るだろうと。
ほんとだった。ここまで最後の最後まで楽しめる小説は久しぶりだ。
それに、これほど語りどころが多い小説もなかなかない。
それだけ驚きの多い作品だった。
まず、色彩。赤と黒、そしてときどき入る鮮やかな緑が、意図的でありながらも美しく感じられた。
三代の女性の人生を描きながら、そのたぐいまれなる個性をよく描き出している。文体は最初から最後まで変わらないのに、全く違う小説のように感じるほど個性がはっきりと感じさせられる。そして、時代的な背景にもぴったりと合っている。
そうでありながら、小説全体に流れるテーマがあり、著者の生きてきた、その時代に対する愛情が感じられた。
赤朽葉万葉の時代を読んでいるときに感じたのは、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』みたいだ、ということ。『百年の孤独』は、大学生の時に読んで挫折したが、その雰囲気ははっきりと憶えている。Wikipediaを見てみると、実際、『百年の孤独』からの影響を指摘されているということだった。
登場人物一人ひとりに対してそれほど思い入れは持たなかったが、「彼はどうなったんだ」とか「あの話はどうなった」みたいな思い残しを残さない、責任感のある(?)小説で、そういうところも満足だった。
そして、最後の思いがけない、希望!
ようこそ、ビューティフルワールドへ!
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by matchino | 2010-01-16 22:24 | | Comments(0)