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釜山旅行01 旧・百済病院

年末年始は釜山で過ごした。
出張では何度か行ったことがあったけれど、家族で行ったのは初めて。自分一人で行くんだったら、ピンポイントで行きたいところを選んでおいて、その周りをふらつけばいいのだけれど、家族で行くのでいろいろと気を遣った。
まさに「外国人観光客」的なコースを選んだが、家族は喜んでいたようで、よかったよかった。
それでも、めったに行けない釜山なので、お父さんの趣味もとろろどころに散りばめる。
それで、私の趣味を中心として行ってきたところをご紹介。

コースを計画するのに参考にしたのが、「釜山原都心ストーリーツアー」という冊子。私の好みのコースが何通りあり、住民が案内してくれるツアーもやっているらしい。年末年始はそのツアーをやっていないということで、今回は参加できなかったが、地図を見ながら歩いてみた。
今回のコースとして選んだのは、「イバグ道」というコース。「イバグ」というのは釜山の方言で「イヤギ」、すなわち「話」とか「物語」という意味で、物語がある道という意味のコース名らしい。前から気になっていた旧・百済病院があるコースなのと、168階段という子供たちが喜びそうなスポットも入っていたので選んだ。結果、私もよかったし、子供たちも楽しめたので、行って正解だった。

まずは釜山駅から旧・百済病院を探す。大通りから少し入ったところにあり、すぐに見つかった。

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百済病院は、1927年に建てられた釜山で初の個人経営による近代式総合病院だった。
1933年に蓬莱閣という中華料理店になり、1942年には日本軍の将校の宿所として使われたという。
それにしても、病院として使われた期間がとても短いなと思ったら、韓国古建築散歩にその経緯について詳細があった。りうめいさん、いつもながらのすばらしい調査力!

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解放後は釜山治安司令部として使われ、1950年には中華民国の臨時大使館として使われた。
その後、個人に払い下げられ、1953年から新世界礼式場として使われたが、1972に火災により全焼。修理されて一般の商店として使われるようになったという。
そして現在はブラウンハンズという家具ブランドが経営するコーヒー専門店になっている。

正面から見ると左右で別々のマスになっているようで、入り口の右側のブロックが少し斜めになっている。

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中に入ると台形のエントランスホール。正面の窓は受付のための窓だったんだろうか。そして数段の階段を上って中へ。

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カフェの壁は皆レンガがむき出しになっていて、ところどころに塗った壁が残っている。何度も改装されて塗り重ねられていたものをすべて取り払ったのだろうか。一昔前だったらありえなかったけど、普通に見られるようになったのが嬉しい。

天井は木造!

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床も昔のものがそのまま使われている。

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壁には絵がかけられていて、これもコンセプトを持って選ばれたもののようで、センスが感じられる。
テーブルと椅子はスチール製のレトロなデザイン。中には派手な色のテーブルもあるけれど、それも妙にマッチしている。こういう感覚、すばらしい!

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とりあえずコーヒーを注文。私と妻はアメリカーノ、子供たちはチョコラテ。
注文すると、店員が「ポイントカードをつくりますか?」と。次にまた来るように、ということでつくってもらうことにした。
店員は「それじゃ、ここにスタンプを押してください」と目の前のスタンプを示した。
木の枠の中に名刺大のカードがあり、1から10までのスタンプが並んでいる。1のスタンプを押すと、真ん中にテーブルの絵が。2は、その隣に木が、そして3はテーブルの前に女の子が現れた。10まで全部押すと絵が完成するというわけだ。これはまた来たくなる!

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で、肝心のコーヒーだが、ちょっと酸味が効いていて、私の好みではないな…。コーヒーの味はそんなに分かる方ではないので、気になる人はお試しを。

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あらゆる点で手を抜いていないどころか、更なる工夫が込められている空間。これは人気が出るわけだ! ここは再訪決定!

さて、これから168階段へ。
続きは次回!

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by matchino | 2018-01-07 14:53 | 建築 | Comments(0)
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