<< 〈堤川の近代建築巡り 2〉葉煙... 徽慶洞の再開発地域を歩く >>

〈堤川の近代建築巡り 1〉葉煙草生産組合旧社屋

e0160774_09533303.jpg

夏休み、忠清北道の堤川(チェチョン)を訪ねた。
毎年、韓方エキスポを行なっている医療観光で有名な都市で、2015年には韓国観光公社が選ぶ「今年の観光都市」として事業を行なったこともある。
今回訪ねたのは、忠州湖のほとりにある清風文化財団地だが、どうせ堤川まで行くのだから近代建築を調べてみた。すると、あったあった!
久しぶりに訪ねる韓国の地方都市。近代建築もあるということで心が踊った。

堤川市にある近代建築の一つは、葉煙草受納取扱所と、葉煙草生産組合旧社屋。堤川のバスターミナルから南にしばらく行ったところにある。
今も韓国のたばこの専売会社であるKT&Gの社屋の敷地内で倉庫として使われているという。

入り口にミニオンズ? 葉煙草生産組合旧社屋


KT&Gの門を通ってすぐ左にあるのが旧社屋の建物。1935年に建てられた。
なんといってもこのミニオンの頭のような入り口部分が特徴。
(最初はニョロニョロと書こうかと思ったけれど、ミニオンのほうが似てるよな、と)

e0160774_10005439.jpg

正面部を強調するために付けられた装飾なんだろうか、横から見るとただの板状の看板に過ぎない。

e0160774_20521838.jpg

そして窓のさんも特徴的。アーチを三つに区切ってさらに斜めのラインを入れるなど、けっこう凝ったデザインだ。

e0160774_09533358.jpg

入り口のひさしは単純だけれど、木でつくられた支え部分が装飾的だ。

e0160774_10013186.jpg

入り口の両脇の窓にも工夫が見られる。
そのころよく使われた上下開閉式の窓で、シンプルながらも、窓の上にレンガの装飾をつけたり、入り口の脇にだけアーチにしたりと変化を持たせている。

e0160774_10021393.jpg

案内板にある全体の正面図を見て分かったのだけれど、左右対称になっていない。おかしいなと思ったら、左のほうは後から増築されたということ。

e0160774_09533451.jpg

裏のほうに回ってみると、入り口が開いており、倉庫として使われているのが分かった。
中は改装されており、つくられた当時のものは見つからなかった。

e0160774_09533506.jpg

復元されたという話もあるので、もしかしたら外観も、大きな構造は変わっていないものの、材料などは新しく加えられているのかもしれない。窓の上のレンガも周りと同じグレーの何かが吹き付けられてるように見えたので、全体に壁材を吹き付けたのかもしれない。

そして、この裏には葉煙草受納取扱所の建物が残っているという。続きは次回!

[PR]
by matchino | 2017-08-06 10:05 | 建築 | Comments(0)
<< 〈堤川の近代建築巡り 2〉葉煙... 徽慶洞の再開発地域を歩く >>