さて、今回訪ねたのは二つの理由がある。 その一つは私が住む九里市を通る地下鉄「中央線」が、坡州へ行く「京義線」と連結して「京義中央線」となり、坡州に乗り換えなしに行けるようになったこと。 もう一つは、坡州の出版団地に「知恵の森」という図書館がオープンしたこと。 「知恵の森」は数ヶ月前にできていて、「いつか訪ねたい」と思っていたが、たまたま家族を連れて行く所がなくて、行くことになったのだ。 ただ、前回もそうだったが、電車とバスを乗り継いで行かなければならず、田舎でバスの本数が少なくて、結局、家から3時間かかってしまった。 京義線の炭峴駅で降りて20番のバスに乗り、「은석교사거리(ウンソッキョサゴリ)」の停留所から3分ほどの距離だ。 打ちっぱなしコンクリートとコールテン鋼の建物で、3棟の建物がつながったような形になっている。 図書館に入ると、両側に本棚がそびえている。何段くらいになるのだろうか、高い天井まで壁一面が本棚になっており、高い本棚まで本が並べられている。まさに「知恵の森」だ。本の虫にとってはたまらない場所だろうなあ。 それにしても、あまり余裕がなかったせいか、本棚から読みたい本を見つけることはできなかった。ある程度の高さまでしか本を見ることはできないし、出版社や寄付した人ごとに本が並べられており、ジャンルとはまったく関係なく本が並べられているため、どうやって好みの本を探したらいいのか分からない。また、学術書関係の本がけっこう多かったような気がする。 人が多いし、騒々しいので静かに本を読む雰囲気はまったくないし…。 図書館というよりは、図書館という形を借りた本の広報スペースというべきか。 せっかくなので、外も見回ってみた。 屋上にイベントスペースのような空間も作られており、春や秋にはなかなか面白いかもしれない。 年末に借りてきて読んでいる今年最初の本は、「ラカン、美術館の幽霊たち」。 哲学者で精神科医のラカンが芸術について語った内容を中心に、著者が西洋美術について分析しており、美術館で出会った「幽霊」について書いている。 っていうとすごくアブナイ内容だが、とても真摯な論を展開しているなと思う。今のところ。これからの展開が楽しみだ。
by matchino
| 2015-01-09 22:18
| 京畿道
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Comments(2)
こんにちは 今年もよろしくお願いいたします。
すっごい図書館ですね。 1日で回れないぐらい大きい! 本はあまり読まないくせに、図書館とか本屋さんが好きなんです。 こういう図書館があったら、しょっちゅう行ってしまいそうです♪
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matchino at 2015-01-11 22:22
citronさん、今年もよろしくお願いします!
大きさはそれほど大きくないんですけど、この棚がすごいですよねー。 私も実は昔は本は「見る」ほうでほとんど「読む」ことはなかったんですが、本屋さんはしょっちゅう行ってましたね。^^ 実はソウルにヒュンダイが作ったヒュンダイカードの顧客専用の図書館があるんですが、デザインライブラリーと旅に関する図書館なんですよ。citronさんにはぴったりの図書館だと思いますよ! 私はヒュンダイカードを持ってないので、カードを作るか、知り合いと一緒に行くかと企んでます。
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