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浦項! あこがれの浦項! 〈その1 - 九龍浦〉

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灯台が好きだ。
美しい灯台はなおさらのことだ。

以前紹介した、韓国の近代建築を美しい文章で紹介している「青春男女、百年前の世を貪る」という本に載っていた建築の中で、いつか行ってみたいと思っていたのが、加徳島(カドクト)の灯台と虎尾串(ホミゴッ)の灯台だった。

そしてその願いが叶う日がとうとうやってきた。
浦項市が主催するブロガーツアーに参加することになったのだ。

浦項市の観光地といえば、その灯台のある虎尾串と、日本家屋が残る九龍浦、そしてポスコの工場、そのくらいなのだが、すべて私の好み!そこにおいしい海産物と来たら、胸は高鳴る一方!

灯台!虎尾串!灯台!虎尾串!

1ヵ月間の私の合言葉だった。

そしてついにその日がやってきた!
雨が予報されていた天気もいいほうに裏切ってくれて、最高のツアーとなった。

灯台!灯台!とはやる心を抑えつつ、まずは九龍浦へ向かう。
九龍浦は日本統治時代に主に香川県の漁民たちが移り住んでいた町で、当時はさばの漁で栄えていたという。そのため、日本人が住んでいた痕跡が多く残っている。

日本家屋が残っている通りを浦項市が観光地として開発し、当時の「韓国の中の日本」の姿を再現している。
その中でも相当な規模を誇る「橋本善吉邸」。
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懐かしい感じの日本家屋。
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日本人の生活の姿を見せようと努力しているようすが見える。
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それより気になったのが、2階に展示されていたこの街全体の古い地図。これを見ながらこの辺りを歩き回ってみたいなあ。
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この家の他にも通りにはたくさんの日本式家屋が並んでいる。
その一部は修復されて、カフェになったりしている。
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外は少しきれいになり過ぎている感じだけれど、中はどうなんだろうか?きれいな外観の後ろの姿が気になる。
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そしてきれいな家に挟まれて古いままに残されている家屋もあった!これも日本人が住んでいた当時のものとは変わっているかもしれないけれど、その年輪が刻まれている感じがいいだよなあ。
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この街には当時、高台の上に神社が建てられていたという。
イカを干している家々の間の坂を縫って登っていくと神社跡が現れる。
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終戦後、日本人が引き上げた後は神社をはじめ、鳥居など日本に関するものは壊されたが、狛犬が残っていたり、神社の手水台が残っていたりする。
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十河彌三郎を讃えるために、日本から石を運んできて建てられた石碑。
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日本人が引き上げた後、字はセメントで消されてしまったが、十河彌三郎をしのぶ人たちの手で碑だけは残されたという。

神社の前には急な石段が。
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両側には日本人の名前が刻まれた石の欄干があったが、全て消されてしまった。しかし、後になって一つだけ残されていることが分かったという。その一人は十河彌三郎。わざと残したのではないかといわれているが、いわゆる「昔話」に出てくるような話に、じーん。

神社跡の後ろには、今は廃校になった元日本人学校の校舎。廃墟好きにはたまらない!
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そして、その向こうにつながる素朴な漁村の姿。こういう飾らない漁村をじっくり歩いてみたい。浦項、また訪ねたくなる街だ。
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まだまだ九龍浦の街は続いているけれど、タイムアップでチンパンの店へ。
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ブロガーの一人がリクエストしたのだが、これも素朴な店で、小さな蒸しパン。
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もう蒸しパンの時間が終わってしまったということで、3000ウォン分しか残っていないのを半分こずつで仲良く食べていると、一緒に来ていたりうめいさんがいない。他の人に聞いてみると、「路地を撮りに行った」とのこと。「抜け駆けされた!」と悔しく思ったが、とりあえず店の周りを回ってみると、トタンの家の前にイカが干してある光景が。
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やっぱり飾らない田舎の姿はいいのだ。
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次回はいよいよ灯台へ!

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by matchino | 2014-12-22 20:47 | 旅行 | Comments(2)
Commented by citron7a at 2014-12-23 21:51 x
こういうところがあるんですね。
浴衣で歩いてる方もいるんですか?
京都で着物をレンタルできて着付けまでしてくれる観光サービス的な?
(男性の帯の位置が気になります~)

田舎町のワンコ、いいですね^^
カワイイ。
Commented by matchino at 2014-12-24 12:43
citronさん
面白いでしょう。行きたくなるでしょう!
浴衣は観光サービスですね。でも浴衣についてあんまり知らない人が着せてるんだろうなーという突っ込みどころ満載な感じもいいですね。笑)他の男性は浴衣に忍者みたいな感じで刀を背中に刺してたりするんですが、それが傘だったりってのも面白いですよ。
ワンコとか、基本的には撮らない人なんですけど、田舎の風景には似合いますよねー。
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