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旧ソウル駅でチェ・ジョンファ氏の「総天然色」展

文化駅ソウル284(旧ソウル駅舎)でチェ・ジョンファ氏の展示が開かれているという情報が入り、次の日の秋夕の当日に行ってきたものの、休館日。同じ建物のギャラリーは開いてるのに、なぜ⁉︎

また今度と思ったが、今度が待てない性格で、次の日にさっそく再訪。大邱美術館以来の再会となった。

このブログにも何度かチェ・ジョンファ氏は、プラスチックでできた安物の生活雑貨などをコレクションし、聖と俗、芸術と非芸術などの境界を崩す作品を発表している。
今回の展示のタイトルは、「総天然色」。もともと自然の色を表現しようとして人工的に作った色だが、その極彩色の「天然色」が今では人工的な色になっているという。
前に見た大邱美術館での展示のタイトルは「錬金術」。この人は本当に絶妙なタイトルをつけるなあと思う。

建物が見えたあたりから圧巻!
旧ソウル駅の前に緑と赤の円筒がいくつも立っている!

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ソウル駅に祭祀を行っているようにも見えるこの「お供え物」は、実はプラスチックのザルでできている。
このザル自体、祭祀に欠かせないアイテムだが、このオブジェは市民やソウル駅付近に住み着いている浮浪者と一緒に作ったのだとか。秋夕なのに家族に会えない浮浪者のおじさんたちも、臨時の家族と一緒に祭祀を行ったということか?

さて、入ってまず最初に目に入るのがこの塔。ビニール製の四角いバッグで作られている。
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振り向くと、大邱美術館で見たブタが、入り口の扉の上で浮き沈みしている。風船のように膨らんでは萎むのを繰り返す現代文明の姿を表しているんだとか。なんでブタかというと、韓国ではブタはお金の象徴だからだな。たぶん。
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左の部屋もすごかった。瓦礫の原をキラキラと輝く宇宙船(?)がゆらゆら揺れながら覗き込んでいる。この瓦礫はこの建物を改装する時に出てきたものなんだとか。
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その裏にある展示室には、廊下のような空間に彼のコレクションが展示されている。といっても骨董屋の店の中のようにうずたかく積まれているだけ。それでも、普段は出会わなそうな物同士が出会って新しい表情を生み出している。まさにチョン・ジョンファ・ワールドなのだ。
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それにしても、この人の作品はこの空間によくなじむ。どれが作品でどれがもともとあったものなのかも分からなくなる。

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展示は10月19日まで。

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by matchino | 2014-09-26 22:01 | 展覧会 | Comments(2)
Commented by yukiful-xmas at 2014-09-27 01:28
なんでウルトラマンが腕立て伏せをしているのかわかんないけど・・・(笑)
おもしろい世界感だな~。
その辺にあるものなのに、ちゃんとアートになってるんですね。
ソウル駅の展示は見れないけど、大邱美術館は常設ですか?
行ってみようかしら?
Commented by matchino at 2014-09-29 11:13
ユッキーさん、やっぱり正義の味方をするのも体鍛えないといけないんですよ!怪獣強いし。
大邱美術館のは去年の5月のファムツアーの時に見てきた企画展なので終わっちゃってますね。まとまった展示は分からないですけど、ときどきどこかで展示やってたりしないですかねええ?もう、ソウル来ちゃうとか!
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