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昌信洞ミステリーツアー その2

昌信洞ツアーの続き。
地図にあったモデルコースを辿ってみると、思いがけないものに出会った。「ミステリー・ビンチプ」だ。
「ミステリー空き家」という意味だが、韓国古建築散歩にも紹介されていて気になっていた所だ。

それは突然、目の前に現れた。
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写真では見ていたものの、こんなに異様な存在感を見せる家だとは想像もつかなかったため、目の前に現れた時のショックが強かったのだろう。
背の高い切妻屋根の家で、窓からは天井の照明器具が見える。
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煙突のレンガのむき出し感とか、屋根の鋭角感とか、映画に出てくる家のようで、「雷が鳴って、コウモリが飛んでないといけないんじゃない?」と思うほどだ。
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後でFBに上げたら関心を持った人たちが、知り合いの不動産関係の人に、この家について訊いてみたらしい。誰の所有なのか、土地の値段が幾らなのか調べてきた人もいた。
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またある人は、知人にこの家のことを聞くや否や、その知人が動揺しながら、「これ以上、その家について訊くな」と言ったという。
昔、日本人が住んでいたという噂もあるが、どんないきさつがあって朽ちるままに放置され、「ミステリー」という名までつけられたのだろう。

さて、この家を後にしてさらに歩いていくと、また不思議な光景に出会った。
この地域は採石場だった頃から「トルサンミッ」と呼ばれているというが、「石山の下」という意味だ。その名にふさわしく、岩山が現れたのだが、密集した住宅地の中に無理やり分入ったような形で岩がそびえ、その上に寺が建てられていたのだ。
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韓屋式の寺の建物の屋根が幾重にも重なり、狭い敷地に幾つもの建物が建てられているのが分かる。
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門が開いていたので入ってみると、社務所のような建物の軒下に靴が幾つか並んでいる。入って大丈夫なのかな、と思っていると、中から一人のおじいさんが出てきた。
思わず「こんにちは」と挨拶すると、おじいさんが訊いた。
「見物に来たのか?」
「はい」
「見物しな」
こんな短い対話を交わしてから寺を回ってみた。写真を撮っても何か言われないかなと思ったが、私のことに関心を示す様子もなかった。

門の前にあったお堂には「磨崖観音菩薩座像」があるとの説明があった。その名のごとく、岩に刻んだ仏像なのだが、この日はお堂が閉まっていて見られなかった。
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その脇には大雄殿があり、大雄殿の右には後ろの方へ回る通路があった。そしてそこから岩山に登る道が伸びていた。
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岩を削って道が作られており、石のかけらがたくさん落ちていた。階段を登ると更に上の段まで登れる。子供を抱っこしていたので転ばないように気をつけながら岩の上に登ってみた。
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小さな畑があって、岩に洞窟が二つ掘られていた。それほど深くはないが、子供を連れていたので入ることはできなかった。後で調べてみると、二つの洞窟は中で通じているらしい。
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岩山の上から下を眺めてみると、寺の瓦屋根が見えて、その向こうにごちゃごちゃと集まった住宅。そしてその向こうには背の高いアパートが壁をつくっている。異質なものが幾つも重なる風景に、やはり昌信洞は不思議な所だと思わされる。
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岩山を降りてさらに奥へ入ってみると、また小さな畑があって、その向こうには崩れかけた韓屋が2棟。
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こうしてこの日の昌信洞ミステリーツアーはいったん終了した。
でもまだいろんな不思議なものが出てきそうだ。ナム・ジュン・パイクの住んでいたという家も見にいってみたいし、市場でチョッパルも食べてみないとだ。さて、次はいつ行こうか…

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by matchino | 2014-03-30 22:31 | 旅行 | Comments(2)
Commented by citron7a at 2014-04-06 18:01 x
ミステリー空き家って、めっちゃコワイんですけど・・・。
これ以上、訊くな!って・・・。

Commented by matchino at 2014-04-08 13:03
怖いでしょう! その秘密に迫ってみようかと思ったんですけど、なんか秘密が解けちゃったら「ミステリー」じゃないしなー、とか思って、どうしようか迷ってます。
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