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サムソン美術館リウムでのカルダー展

私が大好きなアーティストの一人、アレクサンダー・カルダーの展示がサムスン美術館リウムで行われ、終わる直前に見に行ってきた。

リウム美術館は3人の名建築家による3棟の建物で構成されているが、レム・コールハースが設計した「児童教育文化センター」の建物で展示が行われていた。

入り口から降りて行くスロープにもモビールが展示されている。
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「ブラックボックス」と呼ばれる黒い展示室が展示の始まりだった。
ブラックボックスの入り口にはデザインされた「CA」の文字があり、その隣の壁にはカルダーのモビールが動いている様子が映し出されて一つのインスタレーション作品のようだ。
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「CA」の文字が誰のデザインなのか気になったが、訊くのを忘れた。


今回の展示は、モビールはもちろん、初期の絵画作品や、装身具、「カルダー・サーカス」で使われた針金のオブジェなども展示されており、彼の多彩な作品世界を垣間見ることができた。
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特に「カルダー・サーカス」の展示が興味深かった。カルダーはサーカスが好きでよく見に行っていたというが、自分で作った針金のオブジェを使って人形劇をするように人形のサーカスをしていた。そこに当時の有名な芸術家仲間が集まって楽しんでいたという。いい歳したおじさんがやっている人形劇のサーカスだけど、そのオブジェのできが素晴らしいのとちょっとブラックなストーリーがいい。
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今回の展示には「カルダー・サーカス」で使われたオブジェが展示されていたが、どれも造形的にとても美しく、それでいてユーモアにあふれている。
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牛。うんちをしているといって、息子が喜んでいた。


彼のモビールはとても優雅だ。そのためか、たくさんの人が来ていてがやがやと騒がしいのだが、モビールを見ていると何だか静寂ささえ感じる。モビールがその空間の雰囲気をまったく別なものに変えてしまっているようだ。

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モビールを見上げる息子。実はヤラセ。

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影も美しい。

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外にもカルダーのモビールが展示されていた。
ジャン・ヌーベルによる漆黒の展示館とモビールのコントラストが美しい。

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外の壁にもモビールを形どったシールが貼られていた。外に出てもらったオレンジの風船がモビールの一部のようだ。息子の視線の先には誰かが逃してしまった風船が空高く上っている。

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美術館のデッキにあるオブジェ。これはカルダーじゃなくて、アニッシュ・カプーアの作品。秋の空に映えて美しい。
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by matchino | 2013-11-03 17:38 | 展覧会 | Comments(0)
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