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野外公演の祭典「果川祝祭2013」

年に一度のこのときがやってきた。野外公演の祭典、「果川祝祭」だ。
今年は9月25日から29日まで開かれ、土曜日に行こうと計画していた。
が、なんとこの日は午後から雨!
中止になっているかもしれないけれど、行かないと気が済まない。
それで1歳になったばかりの娘を抱っこして行ってきた。

今回、これだけは見たいと思っていたのが、フランスのチームによる「鉄の大聖堂」という作品。重機を使ったパフォーマンスのようだ。
祝祭会場は果川駅と政府果川庁舎駅の間のさまざまな所で行われている。調べずに行ったら、「鉄の大聖堂」の行われる会場は地下鉄を降りたところの正反対の位置にあるという。
雨も降る中を子供を抱っこして行ってみたが、パフォーマンスチームと祝祭のスタッフが深刻そうに話をしている。もしやと思ったが、スタッフの一人が誰かと電話で話しているのを聞くと「中止になりました」と言っている。
えー! 残念!
雨のため、危険だということで中止になったということだ。
この作品、日曜日にはないのでもう見られない。
平日の夜にでも来ていればよかった!

さて、このまま帰るのも悔しいので、もと来た道を引き返し、中央広場へと向かう。
ちょうど中央広場に着いた頃、舞台の前に人が集まっていた。
椅子が並べられている脇に陣取ると、「10分後にフランスのチーム『lucamoros』による『空の紙』が行われます」というアナウンスが流れた。
前には3×3の正方形の幕が張られたやぐらが組まれている。
その脇にあるテントで一人の男がウッドベースを演奏し始めた。
ベースのミニマルなフレーズが演奏される中、幕の後ろに人影が動いているのが見えた。
さあ、始まりだ。
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その人影は、ローラーで半透明の幕の裏側に白いペンキを塗り始めた。
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照明によって照らし出された白い円も幻想的だったが、そこに今度は黒いペンキを塗り始めた。何がおこるのかと思っていたら、だんだんとどこかの古代文明の壁画のような絵が描かれていくのが分かった。
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失われた文明に対する彼らの主張を盛り込んだ絵画で、即興で描かれるすばらしいグラフィック作品だった。
しかし、完成したと思ったらすぐにビニールの幕ははがされて捨てられる。
彼らのパフォーマンスの方法なのだ。
この後もベースやギターで原始的なフレーズを奏で、彼らの主張に関する演説をしながら9枚のビニールの幕に絵を描いた。カラーの絵もあり、白黒の絵もあり、テキストも書かれ(裏から書くので、こちらから読めるように反対に書いている!)、センスのいいグラフィックが出来上がる。
そして完成した瞬間に、描かれたビニールははがして捨ててしまう。



すばらしいパフォーマンスだった。
韓国にアクションドローイング「HERO」というパフォーマンスがあり、その一部を見たことがあるが、個人的には今回見たパフォーマンスの方が好みだ。
描かれるグラフィックも素晴らしいけれど、脇で演奏されているベースも面白い。
さまざまな演奏方法で不思議な音を作り出し、雰囲気を盛り上げていた。
このパフォーマンスも金曜日と土曜日の2回だけだったが、来週に行われるハイソウル・フェスティバルでも披露されるので、気になった人はぜひ!

終わったのが8時半。まだまだたくさんの公演が行われ、今回の目玉である大型公演も残っていたけれど、子供が泣き始めるし、雨は止まないしで退散。地下鉄で1時間半の帰途についた。
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by matchino | 2013-09-29 21:02 | イベント | Comments(0)
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