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娘と訪ねる国立現代美術館 その3

娘と訪ねる国立現代美術館の話の続き。

4階の展示室のチョン・ギヨン氏の「絵日記」展はまだ会期が残っていたので、ちらっとだけ見て、ビル・ビオラ展を探す。
ビル・ビオラの展示は、1階のテレビの塔の横の円形展示室にあった。

ビル・ビオラについては懐かしい思い出がある。
高校生の時、「ふくい国際ビデオビエンナーレ」に行ったことがある。名古屋から福井県まで、一人で高速バスに乗って行き、一日中ビデオアートを楽しんで、日帰りで帰ってきた。
その時、会場にあったのがビル・ビオラのインスタレーションだった。

その時の作品は、こんな感じだった。
暗くて狭い空間の壁一面に何かの映像が映し出されている。
誰かの誕生日パーティーの映像だというが、大きく引き伸ばされてスローモーションになっているため、異様で恐ろしささえ感じる作品だった。
それが印象的で今でも憶えているのだけれど、その時以来だとすると、ほぼ25年ぶりの出会いか。

今回も展示室は暗くなっていて、入口には「暗いので足元に気をつけてください」という注意書きがあった。

で、入り口に立って驚いた。暗い通路の向こうに「Bill Viola」の文字が浮かんでいる。
この円形の展示室は真ん中に円形の大きな柱が立っているが、その上にオレンジ色で文字が投影されていたのだった。
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ドラマチックな演出だと思って中に入ると、広い展示室には何もなかった。
暗闇の中を歩いていくと、柱の裏側に縦長の映像が投影されていた。
燃え上がる炎の前に真っ黒な人影が映っている。
時間がなかったのて、その場面しか見られなかったが、少し後で子供たちを連れて見にきた時も同じ映像だったので、これだけかもしれない。

後で解説文を読んでみると、「トリスタン・プロジェクト」というプロジェクトの中の作品で、オペラ「トリスタンとイゾルデ」のための作品らしい。オペラを知らないから何か分からないわけだ。
オペラを知っていても何かわからなかったかもしれないけど。
数日前、この作品の横で「トリスタンとイゾルデ」の演奏会を行ったそうだ。どうせだったら一度聴いてみたかったなあ。

解説文を読むと、私が高校生の時に見た作品と同一線上の「生と死」をテーマに作品制作をしているようだった。
この展示はまだ会期が残っているので、また見にこよう。

というわけで、たった40分の駆け足観覧だったが、こんなに書いてしまった。
子供たちはチョン・ギヨン氏のアーカイブ展を見てきて、建築模型の写真をたくさん撮ってきたようだ。

で、せっかくここまで来たのだから、ソウル大公園を回る「コッキリ列車(ゾウさん列車)」に乗せてあげると、子供たちが喜んだ。
一番前が見晴らしがいいかと思ったら、ぜんぜん前が見えないし、エンジンのすぐ後ろで暑いし、何にもいいことはない。
コッキリ列車は2両目以降に乗るべし!

さて、次に来るのは8月くらいかな。
その時は家族だけで来るのだ…。
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by matchino | 2013-07-05 20:15 | 展覧会 | Comments(0)
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