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娘と訪ねる国立現代美術館 その1

小学4年生の次女が、友達と一緒に美術館に連れていって欲しいといい出した。
そうかそうか。じゃあ行こうということで、完全に私の趣味を中心に場所選び。
個人的にずっと見たかった展示があったので、国立現代美術館に行くことにした。
なんてえ父親だ…。

でも、あそこには国民的アーティスト・ナムジュン・パイクのテレビの塔がある。これで、韓国の父兄が好きな「社会科見学」的な名分も立ったわけだ。実はこの後付けの名分も、娘が思いついたのだけど…。

当日の土曜日、午前中は学校の料理教室で、午後から出発することになった。美術館は遠く、片道1時間半かかる。まあ、遅く帰ればいいかと思っていたら、友達の一人が6時までには帰らないといけないという。観覧時間はわずかになるけど、まあ、いいか…。
で、結局、美術館に到着したのは3時50分。許された時間は40分しかない。こんなことになるとは…。(~_~;)

美術館に着くと、次女が自慢げに案内を始めた。他のところはまだしも、ここだけは娘も何回も通っているので、庭のようなものだ。
庭を通って入り口にやってくると、次女が「ここにテレビの塔があるんだよ」と。
一緒に記念撮影をしてあげると、各自のケータイを取り出して写真を撮り始めた。最近の子たちは違うなあ。
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もう少しこの作品を見ていたそうだったので、40分後に集合することにして、解放の時間を楽しんだ。

今回の目当ての企画展は多い。ずっと見たかった、建築家チョン・ギヨン氏のアーカイブ展示「絵日記」と、「若い摸索」展、そして「ビル・ビオラ展」だ。

時間がないので、次の日には会期が終わってしまう、「若い摸索」展から見ることにした。
この企画展は既に17回目を迎えており、新しい表現を模索している若手作家を選び、彼らの新作を展示している。
今回は、候補に挙げられた97名の作家の中から最終的に9名の作家を選んだのだという。それだけに、興味深い作品が多かった。

夜中に歩きながら出会った見知らぬ人の写真を撮っているキム・テドン作家、ある人たちと長い間交流し、彼らとの関係に集中しながらポートレートを描くユ・ヒョンギョン作家、手描きのアニメーションを、家の形のインスタレーション作品の中に映しているシム・レジョン作家の作品、1000ウォン札の表面を紙ヤスリで削った削りかすを展示して残りを壁に貼り付けたハ・デジュン作家の作品…。

一つひとつが、既存のメディアを使いながらも、明らかな意図が見えて興味深かった。

また、ク・ミンジャ作家は、大西洋太平洋商事という会社をつくり、異国的な商品をそこで実際に販売する、という作品を運営しており、観客との疎通を試みるという今回の趣旨に合ったものだった。

この展示の最後にあった作品が特に印象的だったのだが、長くなるので次回に。
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by matchino | 2013-06-30 15:02 | 展覧会 | Comments(0)
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