<< ヤノベケンジ氏のアーティストトーク 極寒の北村巡り >>

「イム・チュンソプ:月、そしてウォルインチョンジ」展

国立現代美術館で行われている企画展示、「イム・チュンソプ:月、そしてウォルインチョンジ」展を見てきた。
6時までだと思っていたら5時で閉館。30分しか見られなかったけれど、やっぱり行ってよかった。
イム・チュンソプは70年代からアメリカで活動している韓国の元老作家。しかし、海外で活動しているとは思えない韓国的な作品を作り続けている。ある意味では海外にいるからこそ、祖国のことを考え、自分のアイデンティティを考えて、より韓国的な作品となったのかもしれない。
今回の展示は彼の作品の全体を網羅したような形の展示だったが、その中で最も目を引いたのが、展示のタイトルにも入っている「ウォルインチョンジ」という作品。
e0160774_21424246.jpg

漢字で表記されておらず、ネットで検索しても見つからないのではっきりとは分からないが、「月人天地」ではないだろうか。
展示の題目は英語でも書かれており、「ウォルインチョンジ」は「Her Thuosand Reflections」となっていたので「チョンジ」は「千池」かなあ。
この作品は木と糸と月の映像で作られた大きなインスタレーション。いろいろな想像力をかきたてる作品で、ディテールが美しい。
この他に気になったのは、木の箱に様々な材料が入った作品群。
e0160774_21432254.jpg

ジョセフ・コーネルを思わせる作品だ。額の部分(?)に昆虫の絵があって、昆虫の標本みたいだ。
e0160774_21435483.jpg
e0160774_21441686.jpg

ジョセフ・コーネルは私が好きな作家の一人だが、なぜ好きなのか今まで考えたことはなかったけれど、今回それが分かったような気がする。昆虫の標本とかって男の子たちが胸をときめかす物だけど、私の中に残っている少年の心が彼の作品を好きにさせるのかもしれない。
そういう意味で、イム・チュンソプ作家の作品は少年の心を刺激する作品が多いような気がする。
今回の展示は写真撮影が自由にできた。それで子供たちと一緒に作品の中に「Reflection」で入ってみた。
e0160774_21444563.jpg


この展示室の隣では、新所蔵品の展示がなされていた。閉館3分前に入って見たのがロシアの作家なんだろうか、広い部屋に幾つもの映像作品が上映されていた。これも気に入ったので、また見にこなければ…。

e0160774_21494952.jpg

外の彫刻公園で遊ぶ子供たち。寒風が吹きすさぶ、誰もいない庭園で遊ぶと、ぜんぜん動かない。地下鉄の駅までバスがあるのにそれにも乗らないで、雪をザクザク踏みながら帰る。私はカチンコチン。
[PR]
by matchino | 2013-02-17 21:50 | 展覧会 | Comments(4)
Commented by citron7a at 2013-02-17 22:12 x
こんばんは
下から2枚目に写っているのは、matchinoさんですか?
はじめまして^^

こうして、日々、お子さんたちも小さな頃から美術館などで芸術に触れるって、素晴らしいことですね。
私なんて、最近はどこへも行ってません・・・。
フィンランド展に行きたいと思いつつ、寒くて出かける気になれず。。。です。

Commented by matchino at 2013-02-17 22:38
ははは! 顔が出たの、初めてじゃないような気がするんですけど…。でも、子供ばっかり出してましたね。
うちの場合はどこかに行くっていったら美術館が大半です。
他のお母さんたちが「子供の情操教育のために」とかで来ている中、私は自分の趣味に子供たちをつきあわせているという。。。
お父さんが野球見に行くのに子供を連れていくみたいな、そんな感じでしょうかね。
もうすぐ春ですから、どっか出かけましょうよ。
フィンランド展、面白そうですね。私も行きたい…。
Commented by 職務経歴書 at 2013-04-25 16:13 x
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Commented by matchino at 2013-04-27 14:24
ありがとうございます!
最近、忙しくてなかなか更新できてないですが、また来てください〜。
<< ヤノベケンジ氏のアーティストトーク 極寒の北村巡り >>