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ソンウン・アートスペースでスイスの若手作家展

『Article』という美術系の雑誌を買った。そこに気になった展示の紹介があったので、検索してみた。ソンウン・アートスペースというギャラリーで、スイスの若手作家たちの展示が開かれている。
さっそく子どもたちを連れていってきた。
最近、子どもたちに「美術館に行こう」というと「えー、またあ?」って感じなので、「木の家を見に行こう」といって連れていった。この展示に行ってきた人のブログで、木でつくったインスタレーションが紹介されていたからだ。で、このインスタレーションは本当にすごかった。

さて、地下鉄7号線の清潭駅から歩いて10分くらいの所にあるこのギャラリー。場所が場所だけにこじゃれた建物だ。
展示室に入ると、展示室の奥一面に、木の構造物が見えた。
これが前述のブログで紹介されていたインスタレーションだ。
The Chapuisat Brothersという作家のResonanceという作品。
近くに寄ってみてみると、その部分だけ3階まで吹き抜けになっていて、構造物も3階まで高くそびえ立っている。
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この構造物の中に入れると聞いていたので、どこから入るのかと見ていたら、スタッフが来て、「中に入ってみますか?」と案内してくれた。
簡単な誓約書にサインをして、入口を教えてくれたので、子どもたちと一緒に入ってみた。
かがんでしか入れないような所に、上に伸びる木の通路の入口があった。
四つんばいになって木の通路を登っていく。展示が始まってから2ヵ月くらい経っているけれど、壊れたところや弱くなっているところは全くない。本当にしっかりした構造物だ。
入る前にスタッフに「閉所恐怖症とかないですか?少したいへんですけど、大丈夫ですか?」と聞かれたけれど、確かにたいへんな人はたいへんだろうなと思わせるような狭くて険しい道だった。
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子どもたちは大喜びで登っていく。私も子どものようにはしゃぎながら登っていく。途中で二股に道が分かれたり、上がりきったところが小さな部屋になっていたり、楽しい演出がある。
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またテーブルがあって、その脇の窓からは2階の通路が見えたりする。
ツリーハウスって登ってみたことはないけれど、こんな感じなのではないかと思う。
また、通路の作りも変化に富んでいて、行き止まりかと思ったら、実はその脇に狭い隙間があったりして、さらに通路が続いていることが分かる。
通路が続く限り、すべての通路は入り込んだが、ここだけはサイズ的に入れなかった。でも、子どもたちは腹這い状態で入り込んでいた。
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そして、最後の最後まで登ると、丸いテーブルが置かれた部屋があった。それまでの通路は窓もほとんどなくて暗かったのだが、その部屋だけは電球があって明るかった。後でスタッフに聞いたのだが、道を探せなくて、あるいは体力的にたいへんで、ここまでたどり着けない人もけっこういるのだという。
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一つ残念だったのは、最後の部屋が落書きだらけだったこと。韓国人の名所での落書きは評判がとても悪いが、ここにもその問題が出ていた。この悪い習性は何とかできないものなのかなあ…。
まあ、それはさておき、この展示はすごかった。子どもたちも大満足で、他の展示室を見終わってから、もう一度登るのにつきあわされた。っていっても私も喜んで登ったんだけど。
他の展示室の作品も興味深いものではあったけれど、木の構造物のインパクトがあまりにも強かった。
3階の展示室には今回紹介された作家たちの作品集があり、その横で木の構造物の作家の紹介動画が流されていた。これまでこのような構造物をいくつもつくっており、やっぱり子どもたちに人気があるそうだ。どこからアイデアを得たかというと、第2次大戦中に壁の中に部屋をつくって隠れた人たちのことを知って、そこからアイデアを得たのだという。それはちょっと意外だった。
子どもたちを遊ばせるには絶好のこの展示、4月21日まで開かれている。
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by matchino | 2012-04-08 21:27 | 展覧会 | Comments(2)
Commented by アーヤ at 2012-05-27 00:20 x
落書き、悲しいですね。作品なのに…
閉所恐怖症ではないけど、ちょっとこれはダメかも…と思ってしまいました。これじゃよさがわからないですね。悲しい;
Commented by matchino at 2012-05-30 09:25
秘密基地遊びをしたことはないでしょうし、狭い家に住んだことはないでしょうし、うーん、共感するのは難しいかもですね…!なんて。
ま、↑こんな感じだということですよ。
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