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韓国古墳の最後の秋

家から自転車で10分くらいのところに古墳群がある。
韓国の古墳は、林に囲まれ、石の彫刻とともに社が建てられている。
近所の住民にとってはちょっとした自然公園なのだ。
先々週、娘を連れて行ってみると、落ち葉の無料コーティングサービスをしていた。
その時は紅葉のまっさかりで、たくさんの人たちが遊びに来ており、コーティングをしてもらうのにも並んで待たなければならないくらいだった。

日曜日、娘がもう一度行きたいといいだし、気晴らしをかねて自転車を走らせた。
昨日から急に寒くなり、身を切るような寒さだ。
そのためか、古墳に遊びに来ている人もあまりいなかった。
しかし、コーティングサービスはまだやっているらしい。
木造の建物の縁側で、二人の職員が毛布を膝に掛けてコーティングの機械を回していた。
さっそく落ち葉を拾いに行ってみたけれど、前回、赤や黄色で美しかった落ち葉も、皆、灰褐色に変わってしまっていた。葉がほとんど落ちて、林の向こうにある建物が遠くからも見えるくらいになっている。
この2週ほどの間にすっかり冬になってしまった。
紅葉の美しい色は秋の短い間だけなのだということを、今更ながらに知った。

結局、美しい色の落ち葉は一つも拾えなかったが、コーティングのための透明のシートの横に、最後の紅葉がかごに盛られていた。
市民を楽しませようと、寒い中で半日待ちながら、粋な心遣いまでしてくれている人たちが、とてもありがたかった。
娘はそれを3枚選んで、一つの作品を作った。
職員のところに持って行くと、シートをゆっくりと機械に差し込んだ。
コーティングされて出てきた落ち葉は、失いかけていた鮮やかな色を取り戻していた。
灰褐色の世界の中で、暖かさを与えてくれる赤だった。
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by matchino | 2009-11-18 22:13 | 旅行 | Comments(0)
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